Clark氏は、2月中にこの数を倍増させたいと語った。
「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」「Evan Almighty」「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」「トランスフォーマー」など多くのプロジェクトが進行する中、Clark氏とチームは、増大するコンピューティングニーズに遅れることなく対応していかなければならない。
「プロジェクトの完成を目指して研究開発が行われる中で、データセンター拡充が必要だということも分かってくる」(同氏)
同センターには、198台のVerariサーバのほかにも、今や古くなってしまったサーバが何列も並んでいる。65台のAngstrom Microsystems製サーバもその一部だ。
「『レガシー化』にそれほど時間はかからない。たった6〜7カ月で新しいテクノロジに移行するということもある」(Clark氏)
Clark氏によれば、次に購入するサーバを検討するとき、それぞれの候補について特に注目するのは「ワット当たりの性能」だという。
「電力をどれだけ有効活用できるかは、相当重要だ。この点に関してはかなり厳しく審査している」(同氏)
大規模なストレージシステムの存在も、Lucasfilmの事業を考えれば当然のことだろう。現在同社はNetwork Applianceのネットワーク対応ストレージ(Network-Attached Storage:NAS)システムである「SpinOS」を使用しているが、まもなく、同じNetwork Applianceの「Data ONTAP GX」クラスタファイルシステムに移行する予定だ。
この移行は必須だとClark氏は語る。ILMがCGを担当したアカデミー賞視覚効果賞ノミネート作品「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」のような映画には、60テラバイトものストレージが必要になることもある。そして、この人気シリーズの次回作「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」では、ストレージ容量の要件が最低でもさらに50%増えると見込まれている。
現時点で、同データセンターのストレージファームの容量は、合計300テラバイトを超えているという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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