実際にノイズキャンセル機能の実力を試すため、各所で聴いてみた。まずは、電車だが、走行音に関してはかなり低減されていた。たしかに、走行音だけを聞こうと耳をすませば聞こえないわけではないが、普通に音楽を楽しんでいるのであれば、気になることはない。途中で、ノイズキャンセル機能を切ってみたが、その差は歴然で効果の高さとともに、ノイズの多さに辟易したくらいだ。
次は、テレビをつけているところでの視聴だ。これは逆にあまり低減されなかった。人の話し声が中心のテレビはあまり効果がなく、会話が聞き取れる。逆に考えれば、大きな音で騒音をかき消しているわけではないので、今まで以上に人の声なども感知できるようになっていることがわかる。
セット内容は、専用ポーチのほかに、航空機用のデュアルプラグ、6.3mm標準プラグも同梱されている。デジタルオーディオだけでなく、家庭でのコンポや航空機内での使用など、多岐に渡ってすぐに使えるうれしい配慮だ。
音質やノイズキャンセルに関しては満足のできる。回路部に関しても多少の苦言は呈したが、気になるレベルでないのは確かだ。それよりも、1万円以下の製品も登場している中、実勢価格で1万8800円程度という価格面がどう評価されるかだろう。デジタルオーディオによっては、同額以下で購入できてしまうだけの高価な価格設定。機能面から考えれば納得できるものだが、そこに価値を見出せるかということだろう。
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