あのJBLから登場したノイキャンヘッドフォン「JBL Reference 510」は、スピーカーを超えるか!? - (page 2)

harman
内容:スピーカーブランドとして定評のあるJBLから初のノイズキャンセリングヘッドフォン「JBL Reference 510」が登場した。スピーカーとして音の出口を作り上げたきたJBLが、ヘッドフォンへと形を変え生み出したこの製品。持ち運びに適した小型サイズながら老舗ブランドにふさわしい実力を兼ね備えている。

ノイズキャンセル効果は歴然、電車内でも快適音楽生活

 実際にノイズキャンセル機能の実力を試すため、各所で聴いてみた。まずは、電車だが、走行音に関してはかなり低減されていた。たしかに、走行音だけを聞こうと耳をすませば聞こえないわけではないが、普通に音楽を楽しんでいるのであれば、気になることはない。途中で、ノイズキャンセル機能を切ってみたが、その差は歴然で効果の高さとともに、ノイズの多さに辟易したくらいだ。

 次は、テレビをつけているところでの視聴だ。これは逆にあまり低減されなかった。人の話し声が中心のテレビはあまり効果がなく、会話が聞き取れる。逆に考えれば、大きな音で騒音をかき消しているわけではないので、今まで以上に人の声なども感知できるようになっていることがわかる。

航空機内プラグも装備の充実オプション

 セット内容は、専用ポーチのほかに、航空機用のデュアルプラグ、6.3mm標準プラグも同梱されている。デジタルオーディオだけでなく、家庭でのコンポや航空機内での使用など、多岐に渡ってすぐに使えるうれしい配慮だ。

 音質やノイズキャンセルに関しては満足のできる。回路部に関しても多少の苦言は呈したが、気になるレベルでないのは確かだ。それよりも、1万円以下の製品も登場している中、実勢価格で1万8800円程度という価格面がどう評価されるかだろう。デジタルオーディオによっては、同額以下で購入できてしまうだけの高価な価格設定。機能面から考えれば納得できるものだが、そこに価値を見出せるかということだろう。

  • ノイズキャンセル回路のスイッチを切り替えることで、ノイズキャンセル機能が働く

  • ノイズキャンセル機能がオンになっているときは、回路のLEDが赤く点灯する

  • 同梱される変換プラグはコンポやステレオ用の標準プラグと航空機用プラグの2種類

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