映像編集となると、1コマ1コマを制御する細かい作業の連続となる。もちろん、マウスやキーボードで操作は可能なのだが、もっと効率よく作業するため「ジョグコントローラー」が付属する(VGC-RM70DPL4のみ付属、単品販売なし)。業務用編集機は必ずといっていいほどジョグコントローラーがあることから、編集に必要不可欠なデバイスといえる。この「type R master」の高速処理ならコマ送りもスムーズで、直感的に編集が可能。実際、一度使うとあまりに快適に編集作業が進むので驚くはずだ。
24型ワイド液晶モニターも、編集作業を快適に進めることに貢献している。何しろ大きい。1920×1200ピクセルの表示は広く、とかくウインドーが多くなりがちな編集ソフトでも、快適に作業できるのだ。フルスペックハイビジョンを視聴できるこの解像度で、完成した作品を最高の状態で見ることも可能なのだ。
ハイクオリティのハイビジョン映像を高速で処理する実力は、コンシューマーのホビーアイテムとしてはやや最上級のもの。それよりむしろ、SOHOやビデオ編集プロダクション、企業の映像部署などでの活躍が期待される。そもそも、プロの現場で使用している映像機器のほとんどはソニー製。業務用機器が持つ品質と信頼。それと同じにおいが、この「VAIO type R master」からも感じ取ることができるのだ。ならば、やはりプロの現場にこそ、その存在はふさわしいのではなかろうか。より過酷なプロの現場で、その性能を遺憾なく発揮するため、type R master発売記念として台数限定のVAIOオーナーメードモデル「VGC-RM90CPS」も発売が予定されている。これは、CTO(注文仕様生産)で注文が可能なRM90PSシリーズのマシンに、アドビ「Creative Suite Production Studio
「VAIO type R master」は、マスターと名乗るだけあって、これから時代の中心となるハイビジョンを掌握する能力を備えているといえよう。
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