外出先から自宅のテレビが観られる!オネスト・テクノロジー「MY-IPTV Anywhere」 - (page 3)

オネスト・テクノロジー
内容:オネスト・テクノロジーの「MY-IPTV Anywhere」は、LAN内の1台のPCをサーバにし、他のPCでテレビを視聴することができるソフトウェアだ。Slingboxのように専用のハードを持たず、ソフトウェアだけでロケフリ環境を構築できるのが特徴だ。

H.264を採用、高いクオリティでの再生が可能

  • 「MY-IPTV Anywhere Player」からもチャンネル一覧を表示可能。ここでも見たいチャンネルをクリックするだけで番組を観ることができる

 映像の配信フォーマットは、ワンセグと同じH.264に対応している。実際、映像のクオリティは非常に高く、SlingBoxと比較しても映像の品質は一段階上だと感じる。また「どこでもTV for Skype」のようなコマ落ちもほとんど見られない。

 ちなみに今回はBフレッツ環境下のほか、128kbpsのAir H゛環境での接続も試してみたが、コマ落ちこそ発生するものの、画質のクオリティに大きな変化が見られなかったのには驚いた。全般的には動きよりも画質が優先される傾向にあるようだ。

  • Wake on LANにも対応。通常はPCをスタンバイ状態にしておき、外出先から立ち上げることができる

 ただ、プレーヤーでの視聴中に、サーバPC側でちょっとCPUに負荷のかかる作業を行うと、とたんに映像と音声がズレてしまい、なかなか元に戻らなくなってしまう。今回サーバとして使用したPCはCPUがPentium4の2.6GHz、メモリ2Gバイトというスペックであるが、CPUの使用率は常時80〜90%で推移していた。このことからも、なるべくCPUスペックが高いPCを利用したほうがいいと考えられる。

 また、上のような状況を踏まえ、常時起動しておくのは消費電力の点からもお勧めできない。現実的にはWOL機能を使い、利用のたびに起動したほうがよいだろう。

 プレーヤーはシンプルなスキンでありながら、必要な機能はしっかりと詰め込まれている。チャンネルは「次」「前」の切り替えしかできないように見えるが、実際はキーボードのテンキーで選局ができるため、ザッピングも簡単だ。


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