ロングテールはもういらない--Apple Wireless Mighty Mouse - (page 3)

Apple
MA272J/A
内容:Appleが夏にリリースしたコンシューマー向け製品は、小さいけれども日々コンピュータを使う上で重要なモノだった、それはマウスである。ちょうど1年前にUSBケーブルで接続していたMighty Mouseが、Bluetooth対応になって帰ってきた。リリース時点では残念ながらBluetooth搭載のMacでしか使うことができない(アップルのサポート外)が、その極上の操作感は、まるでそれはMacユーザーのための特権のようだ。

絶妙なタッチ、音へのこだわり

 Mighty Mouseの時もそうだったが、ちょっと特殊な操作性を要求される製品だ。4ボタンと言ってもメインのいわゆる左クリック・右クリック(Macでは主ボタン、副ボタンという表現です)にそれぞれのボタンが用意されているわけではない。それが判断されるのはマウスのボディに仕込んであるタッチセンサーで、“指がどこに触れているか”である。“どこを押したのかではない”という点が普通のマウスとは違うのでご注意を。以下、右手で構えたときの例を挙げる。

 主ボタンクリックとして認識させるには、人差し指と中指でマウスの前端両方に触れているとき、もしくは人差し指だけでマウスの左側に触れているときだ。一方副ボタンのクリックは、中指でマウスの右側に触れているときだけである。これによって1ボタンのマウスに慣れていた人でも違和感なく主ボタンクリックができるという仕組みである。クリック機構が大きな1つの動作になっているせいか、クリックの音も通常の2ボタンマウスよりもしっとりと落ち着いた音が出る。そんなこだわりも見受けられる。

 ちょっとでも指が触れていると、力をかけなくても認識されるので、特に副ボタンクリックの際は人差し指を軽く持ち上げる必要がある。しかしこのちょっとした動作によるジェスチャー、慣れるととても素早いオペレーションができる。クリックする動作は、いずれもマウスの上端を押し込むだけで、指の変化だけでボタンの認識が変わる操作感は、とても心地がよいモノだ。

  • 両指が触れている状態では主ボタンクリックとして認識される

  • 指が左側に触れているときも、主ボタンクリックとして認識される

  • 指が右側に触れているときは、副ボタンクリックとして認識される

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