ケーブル付きのMighty Mouseからの変更点は、見ての通り、Bluetoothによってワイヤレス化されたこと。Bluetooth搭載のMacで最大9m前後の距離からの操作も可能になる。ケーブルから解放され、完全に独立して操作できる自由さは、昨今ワイヤレスマウスが普及している点で説明不要だろう。そのためマウス本体には電池が必要だ。底面のふたを開けて単三型の電池を入れる。ユニークなのは、電池は2本セットできるようになっているが、1本でも動作する点だ。マウスを極力軽くしたいというユーザーにも対応する。
電池の収納スペースが追加される、と言う変化があった底面だが、もう1つ進化した点がある。それはこれまでのMighty Mouseが光学式マウスであったのに対し、Wireless Mighty Mouseはレーザー式に変更されたのだ。今までのMighty Mouseでは正確なポインティングが難しかった光沢のある机や木目、布の上でもガラスの上だって、きちんと手の動きにマウスポインタが追従する。ワイヤレス化されたことと相まって、ざまざまな環境でMacを使うノートブック型のユーザーにとって、かなりありがたい進化である。幸いなことに、最近リリースされているPowerBook、iBook、MacBook Pro、MacBookにはBluetoothが標準搭載されているので、Wireless Mighty Mouseを買ってくるだけで、すぐに飼い慣らせる(その恩恵に預かれる)だろう。
Wireless Mighty Mouseで特筆すべき点は、Mac OS Xで使用する際のマッチングである。Bluetooth内蔵のMacであれば、使い始めから簡単だ。Wireless Mighty Mouseに電池を入れて、レーザー発行部のスライド蓋を開け、MacのメニューバーにあるBluetoothアイコンから「デバイスをブラウズ...」メニューを開けば、すぐに認識される。これで、クリック、機能付きクリック、スクロールと言った一通りのマウスコントロールが可能になる。
しかし、絶対に入れるべきはMighty Mouse用のドライバである。付属のCD-ROMからドライバをインストールすると、Macの「システム環境設定」の「キーボードとマウス」の項目にWireless Mighty Mouseのカスタマイズ画面が追加される。これによって、ボタンの機能割り当てやスクロールのスピードなど、細かい設定が可能になる。ちなみに同じ「キーボードとマウス」の中のBluetoothタブでは、Wireless Mighty Mouseの電池残量が確認できるほか、名前を付けることもできる。
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