液晶付きポータブルDVDプレイヤーにワンセグがついた! 三洋電機「ムービッシュ」 - (page 2)

三洋電機
DVF-DTV100
内容:今年4月にスタートしたモバイル向けデジタル放送「ワンセグ」。カーナビや携帯電話、デジタルプレイヤーとあらゆる機器に内蔵されてきている。そんな中、液晶付きポータブルDVDプレイヤーのオプションとしてワンセグチューナーを用意したモデルが登場した。テレビを連れてどこへでもいける時代は、確実に進化しつつある。

デジタル、アナログと受信状況に応じて使い分けられる

 「DVD-HP71T」と「DVF-DTV100」を接続するだけなので準備はとても簡単だ。ただこのままではワンセグの画面にはならない。本体の左側面にある入出力切換ボタンを「入力」にすることでワンセグ表示に切り替わる。

  • 本体の入力切換ボタンの操作でDVD画面とワンセグ画面を切り替える

 チューナーが後付なので仕方がないが、もう少し分かりやすくしてほしかった。接続後は地域選定を行い、順次設定をする。画面の指示に従い操作するだけなので迷わない。

 

 画質については過度の期待は禁物だろう。というのもワンセグは、320×240ドット(4:3画角放送時)、もしくは320×180ピクセル(16:9画角放送時)という画質で放送されているので、17V型ワイド画面でフルに表示すると画質に粗さを感じてしまう。

 実際すでにワンセグ対応の端末を購入して、画質に対して「?」と疑問を投げかける人も多い。解像度だけを比較するならワンセグは地上アナログ放送の半分の画質なので、電波が安定しているところで受信するならアナログ放送の方が美しいのだ。

 ただし電波状況の悪い場所で見るなら、多少画面が粗くてもワンセグの方が美しいということになる。「DVF-DTV100」はワンセグ、地上アナログの両方に対応するので、電波状況に合わせて使用すればいいだろう。

  • ワンセグの設定を行う基本画面がこれ。この画面から画面設定や音声/字幕設定を選択していく

  • 受信するには利用する地域を設定する。設定は初回のみで、画面の指示に従うだけで完了する

  • あらかじめよく行く地域を受信ポイントして登録できる。決まった場所へ出張する場合重宝する機能だ

  • フル画面表示モード。字幕放送を「オン」にしたところ、オーバーラップして表示する方式だと判明。テロップと重なることがあるので見づらい

  • ノーマル表示モード。ワンセグの放送サイズに合わせて表示し、余白部分を壁紙として表示するため、画面サイズが小さく感じてしまうことも

  • 同じ場所で同じ放送局を表示してテストした。画像上がワンセグ画面で下が地上アナログ放送。ロッドアンテナで受信したが、ワンセグの方がより受信しやすかった

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