実際に自転車に乗りながら使用してみるとその快適性がよくわかる。前後左右上下に動かせるイヤホン部は耳にフィットする。また軽く耳にあてておけば、周囲の音も聞こえるため車などが来てもすぐにわかる。再生ボタンや早送り、巻き戻し、音量調整などのボタンはツルの部分にあり、手探りでの操作も可能だ。
ただ、ボタン自体は小さいのでジョギングしている最中にボリュームを調整したり、曲のスキップといったことをするのは難しい。
音質はさすがに高級2chヘッドフォンなどには及ばないが、まずまずの音質。HDDの音源を聴くには充分満足できる。
また、本機はBluetoothを利用することで、携帯電話の着信も受けられるようになった。 「OAKLEY O ROKR」で音楽を聴いている時に、あらかじめペアリングさせたBluetooth搭載の携帯電話に着信があると、音楽を強制的に一時ストップ。すぐさまハンズフリーで通話ができる。
通話が終われば自動的に音楽が途切れたところからリスタートするため、わざわざ再生ボタンを押さなくても良い。日中、車を運転するときにかけて使うのに重宝しそうだ。
しかし、「口元にマイクがないのにちゃんと電話として通話できるのか」と不思議に思う人もいるだろう。マイクはサングラスのツルの部分に付いており、小声でも充分に聴き取れるほどの高感度。音声は明瞭で、相手の話声だけでなく、自分の話ている声も、車で使うハンズフリー製品と同様にしっかりと聴き取れる。
それでいて、雑音や周囲の喧噪は拾わないという性能もあわせ持つ。ただし、Bluetooth対応の携帯電話はいまだ一部の機種に限定されてしまうところは残念だ。
アメリカの西海岸のように、紫外線が強く、日中サングラスの使用頻度が高い環境では有用だろうが、日本での出番は季節が限られる感はある。ジョギングや車の運転、夏は海辺でサーフィン、冬は雪山でスノーボーして遊ぶ、アクティブに運動する人におすすめできる商品だと思う。
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