マイクロソフトのCOO、新生マイクロソフトを語る - (page 2)

文:Mike Ricciuti(CNET News.com) 翻訳校正:編集部 2006年08月04日 08時00分
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--あなたは極めて重要な時期にMicrosoftに移られました。今、Microsoftでは大きな変化が起こっています。Microsoftのビジネス形態は、ソフトウェア製造販売からソリューション提供へと変わっていくと話しておられましたね。パートナー企業に向かって、Microsoftとともに歩んでも大丈夫だというメッセージをどのようにして伝えますか。

 われわれはまず、ソフトウェアのロードマップをユーザーに示し、この仕組みがどこでどんな具合に連携して動作するのかを説明する必要があります。今は、そういったユーザーに対するメッセージの発信という点がまだまだ弱いので、そうした面の評価を格上げして、社員の勤務評定や目標シート、コミットメントシートに反映させるようにしました。また、顧客とパートナー企業を対象に、われわれのソフトウェアロードマップがどのくらい明確に伝わっているのか調査するつもりです。われわれが進もうとしている方向に関して顧客に安心してもらうには、われわれのほうから顧客にメッセージを発信していくことが必要だと思います。

 もう1つ、ライセンスやセキュリティの問題を正面から受け止めるように社員に発破をかけています。これまで、この2つの問題に対する対応は、後手後手になってしまうのが常でした。これからは先手を打つようにしたいのです。こちらから進んで議論の中に入り、後ろへは引かない。こちらから先手を打って動き、進むべき方向をこちらが決めることができるようにすることが重要です。これは、パートナー企業に話そうと思っていることの1つです。この点に関してはパートナー企業の対応が極めて重要です。しかし、必要なのは、われわれが考えていることがどのような仕組みで動くのかを、ユーザーに上手く伝えることができるようになること、これに尽きると思います。それは当然、態勢をしっかり整え、すべてがうまくつながるように、自分たちに義務を課すことでもあります。

--Microsoftが今推進しているLiveサービスですが、この分野で新たなパートナーとなるのは、どういった企業ですか。つまり、新しい分野で、現在のIBM、Intel、Dell、Hewlett-Packardに相当するのは誰になるのでしょうか。

 大企業よりも下の階層におりていくと、パートナー候補となる企業はたくさん存在すると思います。つまり、パートナーにも顧客にも多くの異なるタイプがあるということです。小規模企業に目を向けてみると、システムビルダー、OEM業者、サブスクリプション契約の個人ユーザーなど、多くのビジネスチャンスが広がっています。

 一方の中規模企業ですが、彼らは何をホスティングサービスとして提供して欲しいのか、そして、われわれはこれにどう応じるべきか、考えるべき材料はたくさんあります。地方の小規模専門店やその他のショップ、その他あらゆる種類のパートナーが存在します。あとは、われわれがどの分野に取り組むか次第です。これは、われわれがリアルタイムで常に考え続けているテーマの1つです。「どうしたら上手くいくのだろう」と話し合いながら、パートナーとの提携を模索したり、自分たちでソリューションを開発したりしながら、目標を実現しているのです。

 こうやって、Microsoftは少しずつではありますが、違う方向へと歩を進めているのです。誰もが、常にサービスの向上を求めており、それが今後も続く。これはリアルタイムの進化です。私は、われわれのアプローチが本当に気に入っていますし、賛同できます。われわれの広範なパートナーすべてにビジネスチャンスを提供できるようになることを本当に楽しみにしています。

--さきほど、製品ロードマップに対するアプローチを変えたい、顧客にきちんと伝えていきたい、というお話がありました。顧客の反応はどうですか。最近、たくさんの顧客と会う機会があったとのことですが、販売部隊から大口の顧客の声は聞こえてきますか。彼らは、この1年で変わってきていますか。

 顧客から聞かされることで大きく変わったと思えるのは、こういうことです。これまで最高情報責任者(CIO)またはIT部門の運用担当者は、「システムをダウンさせないこと、予算をオーバーしないこと、成長を維持すること」を要求されてきました。しかし今は、根本的な変化が起こっています。「競争優位を獲得するにはテクノロジーとシステムを使う必要がある。でも、それらを使ってビジネス価値を生み出すためにどう貢献するのか」というようなことが要求されるようになりました。

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