軽くて強くて高性能。3拍子揃った松下電器産業Let'snote Y5 - (page 3)

パナソニック
CF-Y5KW8AXR
内容:これまでの常識を覆す軽量&ハイパワーなオールインワンノート「Let'snote Yシリーズ」が、さらなるパワーアップを果たした。

デスクトップPCに迫る基本性能&機能

 ここまではLet'note Y5の特徴を書いてきたが、それ以外の基本的な性能や機能についても触れてみよう。  まず、液晶ディスプレイ。Let'note Y5が搭載している液晶ディスプレイは14.1型、1,400×1,050ドット(SXGA+)表示という、大型で高解像度なものだ。現在のデスクトップPCでの標準的なサイズと思われる19型液晶ディスプレイで1,280×1,024ドットであることを考えると、いかに高解像度な表示かが分かる。その分表示される文字は小さいものとなるが、見づらいと感じる方には、アイコンやフォントのサイズを変更可能な「フォントサイズ拡大ユーティリティ」や、画面の一部を拡大して表示する「ズームビューアー」が用意されている。

 最近ではDVD-Videoなどのアスペクト比が16:9の映像再生にも向いた、1,680×1,050ドット(WSXGA+)のようなワイド型の液晶を搭載した製品も多く見かけるが、Y5では一般的な4:3のアスペクト比だ。好みはあるだろうが、筆者の個人的な感想では4:3のほうが慣れもあって、普段の作業でも使いやすいと感じられる。

 また、視認性にはほとんど影響はないが、液晶のガラス板が従来よりも薄型化され、0.5mm厚から0.21mm厚となっており、Let'snote Y5の軽量化に貢献している。大型の液晶ディスプレイを採用しているだけあって、キーボードも19mmという、フルピッチのものが使われているだけに、非常に打ちやすい。Let'snoteシリーズで使われている「Fn(ファンクション)」キーを、標準的なキーボードと同じ「Ctrl(コントロール)」キーに入れ替えることが可能。細かい機能ではあるが、デスクトップPCを使い慣れている方にとっては、かなり「使える」機能だ。

 搭載している光学ドライブに関しても、DVD±R最大4倍速書き込み、DVD-RAM2倍速書き込みが可能なスーパーマルチドライブ。データのバックアップや、大容量のデータの受け渡しなどに威力を発揮する。最新のデスクトップPCなどと比較すると速度の点では劣ってしまうが、USB接続であることと、それほどの高速性を重視しないデバイスであることを考えれば必要十分なものである。また、DVDメディアを活用するために、DVD/CD書き込みソフト「BHA B's Recorder Gold 8 Basic」や、ソフトウェアDVDプレイヤー「InterVideo WinDVD」もインストールされている。

 最初に触れたCPU性能や堅牢製に加え、これらの性能や機能と相まって、場合によってはデスクトップPCを凌駕すると言っても差し支えない性能を、Let'snote Y5は持っている。逆に、デスクトップPCに劣っていると思われる機能としては、3Dグラフィックス機能と、内蔵HDDの容量だ。HDDの容量はUSB2.0の外付けHDDなどでカバーできるが、3Dグラフィックスに関してはどうしようもない。このため、3Dのゲームをバリバリ楽しみたいといった方には不向きだ。

 あと、タッチパッドについても好みの分かれる部分と思われる。丸型のタッチパッドは見た目ほどに違和感なく使えるものだが、ボタンの間に意外と隙間があるため、クリックしたつもりができてなかったということがたまにあった。慣れでなんとかなるものではあるが、メインマシンとして固定した場所で使うなら、USBマウスなどを接続するとより使いやすくなるだろう。


こんな方にオススメ

Let'snote Y5は、軽量かつハイパワーが魅力のオールインワンノートPCである。普段はメインマシンとして使いつつも、手軽に持ち運びたい。でも、サブノートPCよりもずっとハイパワーなものが欲しい、といったちょっと欲張りな方に、ぜひともオススメしたいノートPCだ。

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