軽くて強くて高性能。3拍子揃った松下電器産業Let'snote Y5 - (page 2)

パナソニック
CF-Y5KW8AXR
内容:これまでの常識を覆す軽量&ハイパワーなオールインワンノート「Let'snote Yシリーズ」が、さらなるパワーアップを果たした。

さらなる「タフ」筐体を採用

  • 発表会で行われた完全防滴のデモ。相当量の水がキーボードにかかっていた

 性能面ではCore Duoの採用により、大幅な向上が目立つLet'snote Y5だが、筐体の堅牢さという面でも大幅な改良が加えられ「頑丈」であることも大きくアピールしている。

 ノートPCを破損してしまう最大の要因は、落下や加圧による物理的な破損である。こういった原因による破損を減少させるため、Let'snote Y5はさまざまな工夫を凝らしている。天板のボンネット構造を変更し、基板類を守るフローティング構造、補強用のバーの追加などにより、最大圧迫荷重100kgfという強度を実現している。

  • 裏にある穴から水を排出

 これは前モデルであるY4が50kgfであることから、実に2倍の強度となっている。実際に手に持ってみると分かるのだが、Let'snote Y5はその大きさからくる印象とは裏腹に、拍子抜けするほど軽い。そして、そのあまりの軽さから、頑丈とは程遠いイメージを持ってしまう。しかし、実際にはこれだけの「頑丈性能」を持っているのであるからあなどれない。

 さらにLet'snote Y5のタフ性能を特徴付けているのが、「キーボードの完全防滴」である。落下や加圧に次ぐ破損要因の上位が「水をこぼす」である。そこで、Let'snote Y5では新たに「ウォータースルー構造」を採用することにより、防滴性能を高めている。

 ウォータースルー構造では、キーボードやタッチパッド、光学ドライブなどの各部にあらかじめ防水シートを装備した上で、水が流れるための水路を確保。水は本体下にある水抜き穴から排出されるようになっている。これにより、こぼれた水は基盤面に流れず本体の損傷を防ぐようになっている。

 このように、破損要因の上位二つをカバーすることで、Let'snote Y5の堅牢性はより強固なものとなっているのだ。ただ、気をつけていただきたいのが、これらは万が一の場合のリスクを低減するものであって、絶対に壊れないことをメーカーが保証するものではないこと。普段の取り扱いには十分気を付けておきたい。


バッテリ駆動時間も「タフネス」

 タフネスなのは筐体だけではない。バッテリ駆動時間にも当てはまる。Let'snote Y5のメーカー発表による公称バッテリ駆動時間は、なんと9時間。オールインワンノートPCとしては図抜けた駆動時間を誇っている。前モデルであるY4より2時間も長く、下手をしたらそこらのサブノートPCすら上回るものだ。もっとも、サブノートPCの場合は筐体サイズによるバッテリ容量の制限といった要因もあるので、一概に比べるわけにはいかないが、それを差し引いても非常に長い駆動時間と言えるだろう。

 このような長時間駆動が可能となったのは、松下電池工業が昨年発表した次世代のリチウムイオンバッテリを搭載したことが主な要因だろう。また、無線LANや光学ドライブなど、使用しないときには電源を切ることができるようになっているのも貢献している。

 これだけのバッテリ駆動時間があれば、メインマシンをそのまま外出先に持ち込み、作業するといった使い方もできる。1.5kgという軽量さもあり、これまではサブノートPCの範疇だった使い方も可能になるかもしれない。

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