iLife'06から新たに加わったのが、Webページを簡単に作ることができるiWebだ。用意されているテンプレートに記入していくだけで、簡単にWebページを作成することができる。
用意されているテンプレートはWelcom(ようこそ)、About Me(プロフィール)、Photos(写真)、Movie(ムービー)、Blog、Podcastの6つ。つまり、他のiLifeのソフトで作成できるファイルはすべてiWebを使って公開できるようになっている。ここがiLife'06の一番のポイントだろう。今までのiPhoto、iMovie、GaragebandをすべてWebでつなげてまとめあげる、それがiWebの役割だろう。今まではコンテンツを作るだけだったのが、iWebによって「作って公開する」という事をAppleは提示したいのだと思う。
でも使い勝手が悪かったら使えない。というわけでいろいろと作成してみたが、作業は他のアプリケーションと同じで実に簡単。文字のフィールドに文字を入力すれば、その文字が反映される。ちょっとレイアウトを変えたいと思ったら、そのまま文字フィールドをドラッグして好きな位置に配置すればいい。もちろん文字フィールドは自由に追加することができる。
写真などは、iWeb上だけで軽い編集を行える。使用する写真をいちいち編集しなくても、iWeb上だけで編集できるのは、簡単操作の上では大きいポイントだ。iPhotoと同じように画像の「調整」で、イメージの調整を行うことができる。また、「インスペクタ」を使っても画像を編集することが可能だ。インスペクタの「グラフィック」では、画像に影をつけたり、反射させることができる。この反射がなかなか面白く、きれいなエフェクトになっている。テンプレートによって最初から画像が反射されているが、これがなかなかいい雰囲気になっている。反射率などは自由に変更できるので、いろいろと遊んでしまった。
iWebをお手軽に使いこなすには、やっぱり.Macのアカウントが必要になる。無くてもいいと言えばいいが、やっぱり.Macアカウントがあった方が何かと便利だ。その分、ちょっとだけ敷居が高いと言えるかもしれない。
iLife'06を使って強く思ったのが、何をやるのにしても非常に簡単で、なおかつ連携がとれているということだ。iWebがキーになって、他のアプリケーションをつなげているということを強く感じた。
各アプリケーション共に、操作の方法は統一されているため、一つのアプリケーションを使うことができれば、何となく使っても別のアプリケーションを使うことができるというのもいい。今回初めて触ったアプリケーションもあったが、簡単に使うことができた。
人によっては、ここまでお膳立てされていると使いづらいと感じる人もいるかもしれない。だが、お膳立てに沿って操作していくと、従来ならかなり面倒な操作が必要な事も簡単にできるというのは、特に初心者にとってはありがたいのではないだろうか。初心者でなくても、筆者のように面倒な事が苦手な人にとっても、非常に使いやすいアプリケーションだ。
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