グーグル、噂の「Google Calendar」をついに公開 - (page 2)

文:Elinor Mills(CNET News.com) 翻訳校正:尾本香里、坂和敏(編集部)2006年04月13日 14時28分

 このGoogle Calenderについて、何人かのアナリストは好印象を持っているようだ。

 「この6カ月あたりでGoogleが発表したサービスは、どれも悪くないが、あっと驚くほどよいものというわけでもなかった。だが、Google Calendarはこの驚きの要素を持ったアプリケーションだと思う」というのは、Search Engine Watch.comのエグゼクティブエディターChris Sherman氏だ。「インターフェースは典型的なGoogleスタイルだ--シンプルで、さっぱりしていて、比較的整っている」とSherman氏は続ける。

 プライバシーへの懸念は、デフォルト設定ではユーザーがカレンダーに書き込んだ全イベントはプライベートとなることから、ユーザーが自分のカレンダーのイベントを公開しない限り問題にならないだろうとSherman氏は見る。「Google Calendarの欠点は、オンラインでしか利用できない点だ」とSherman氏は言う。

 GartnerアナリストのAllen Weiner氏は、「好奇心をそそられた」という。「成功すれば、コンテンツデリバリをスケジュールするアプリケーションとしても利用できるだろう。自分のカレンダー機能にアクセスして、「毎日午前10時にポッドキャストを聞く」と書き込み、カレンダー機能経由でポッドキャストを聞く、といったことができてもおかしくない」とWeiner氏は言う。

 インターネットに精通し、生活を紙ベースからウェブに移行させるユーザー人口は増加しており、大手検索ポータル企業は、このようなユーザーに向けてウェブベースで使いやすいアプリケーションを提供しようと競争している。

 Microsoftは、2006年内にリリースを予定している「Outlook 12」で、カレンダー機能のメジャーアップデートを行う。

 「Google Calendarのライバルは、Microsoft Outlookだろう」とSherman氏は述べる。「Microsoftは先にGroove Networksを買収したが、Grooveの製品もコラボレーション機能を持つ。VistaにもGrooveライクな機能が組み込まれるといううわさもある」とSherman氏は述べた。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]