バッテリーの稼働時間は、T2400搭載のX60に4セルバッテリーを装着した場合で、JEITA測定法で4.2時間、Battery Mark方式で4.0時間。このマシンでWindows Media形式のビデオを連続再生させて実際の減りを確かめてみた。
測定の際は、HDD停止や画面OFFなどの省電力は一切なしで、液晶のバックライトも最高輝度のまま行った。ノートパソコンの実際の使用よりも厳しい条件だが、2時間連続再生させた時点で残量は21%、残り時間の目安は33分となった。さらに再生を続けると2時間15分で残り10%となり、警告が出た。
また、同時にX60sでも計測した。L2300搭載のX60sに4セル拡張バッテリーを装着したマシンだが、X60とそれほど変わらず2時間連続再生時で残量25%、残り時間41分となっていた。
起動をしてみると、普通のWindows XPパソコンである。余計なプリインストールソフトは一切入っていないため、起動も早い。同条件でシングルコアとの比較ができないのだが、ちょうどPentium 4のハイパースレッティングのように高速でWindowsが起動する。
ThinkPadの場合、インストールされているソフトウエアとしては、ThinkPadを有効活用するための専用ユーティリティソフト群と期間限定のセキュリティソフト程度だ。
だだ、今回のX60/X60sにはGoogleから提供される無償ソフトウエアがプリインストールされている。デスクトップに情報をまとめて表示する「Googleデスクトップ」、画像管理の「Picasa」、そして「Google ツールバー」がインストールされている。
また、プレインストールソフトもIBM時代から培ってきたもののため歴史もある。中でも多くのユーザーが使うのは接続ソフトの「Access Connections」「ソフトウエア導入支援」などだろう。
「Access Connections」は特に無線LANを使う場合に有効だ。Windowsの接続機能ではプロファイルの設定があいまいで、見知らぬ接続先につながってしまう恐れもある。「Access Connections」は無線LANの接続設定だけでなく有線LAN、ダイヤルアップに至るまで、接続した場合に必要なアプリケーションの起動や、プリンタやブラウザのホームページなどもまとめて変更できる。持ち運んで使うノートPCには有効なユーティリティだ。
また、「ソフトウエア導入支援」は各種ドライバやユーティリティのアップデートを行う。ドライバの導入には再起動が伴うものだが、これを使って行った場合は、複数のアップデートを行う場合でも再起動は一度だけで済ますことができる。
そのほか、ほかからPCから環境を容易に移行する「System migration Assistant」、バックアップなどの「Rescue and Recovery」、他のPCなら有料となるようなユーティリティがそろっているのはThinkPadの見逃せない点でもある。
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