東芝、5000億円をかけてNAND型フラッシュメモリの新工場建設へ

岩本有平(編集部)2006年03月06日 19時13分

  東芝が約5000億円をかけてフラッシュメモリの新工場を建設する可能性が濃厚になった。これはNAND型フラッシュメモリのシェアトップである韓国サムスン電子に対抗するためだ。

 新工場は、三重県四日市に建設し、2007年の稼働を目指す。東芝は現在、四日市に月間8万枚のウエハーを生産する3つの工場施設があるが、新工場の稼働後は、月間25万枚のウエハーを生産する予定だ。

 これについて東芝は「公式には何も発表していない」としたが、一方で「四日市に限らず、フラッシュメモリの需要を考慮して今後新工場が必要になるだろう」と工場建設の可能性を示唆した。

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