エイチ・エス証券がライブドア事件について説明--副社長の死亡確認

別井貴志(編集部)2006年01月19日 14時35分
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 エイチ・エス証券は1月19日、ライブドアに関する証券取引法違反事件について説明した。

 同証券のグループ会社である日本M&Aマネジメント(JMAM)が組成・運営し、業務執行組合員を務める「JMAMサルベージ1号投資事業組合」が、ライブドアの買収に関係あるとして、同証券は1月16日午後7時頃に東京地検特捜部と証券取引等監視委員会の捜索・押収を受けた。

 日本M&Aマネジメントは、エイチ・エス証券グループに属する投資ファンドの組成・運営、M&Aの仲介・斡旋を行っており、資本構成は、エイチ・エス証券の子会社でベンチャーキャピタル業務を手がけるエイチ・エスインベストメント50%、同社役員50%となっている。

 同証券では捜査を受けて社内調査をし、JMAM社代表取締役の角田幸治氏、取締役の小澤隆氏に取引内容について報告を求めた。その結果、JMAMサルベージ1号投資事業組合は結婚仲介を手がけるキューズネット、およびロイヤル信販への投資を目的として2004年5月に設立され、その後2004年10月に両社の持分をライブドアに譲渡したことを確認した。そして、その取引は適法に行われたとしている。

 また、エイチ・エス証券は同日、同証券の代表取締役副社長である野口英昭氏が沖縄で18日の午後に死亡したことも併せて発表した。警察の調べでは自殺ではないかと見られている。

 同証券は、「捜索・押収を受けた矢先の出来事で、弊社として当局の調査に全面協力をしている最中のことであり、誠に遺憾だ」とした。そして、「これを機に、ライブドア関連調査委員会を設置し、さらなる社内調査を強化するとともに全容解明に力を尽くす」という。

 野口氏は、国際証券(現在の三菱証券)を経て2000年にオン・ザ・エッヂ(現在のライブドア)に入社し、東証マザーズに新規上場する準備に関わった。その後、2002年6月にエイチ・エス証券に入社し、2002年7月にエイチ・エスインベストメント代表取締役、2003年4月に日本エムアンドエイマネジメント取締役などを経て、2005年6月に副社長に就任した。オン・ザ・エッヂでは、2000年4月12日に同社100%子会社として設立された投資銀行・株式公開支援業務を行うキャピタリスタの代表取締役を務めた。

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