Ballmerは基調講演の一部を割き、これまでUNIXベースのサーバやメインフレームでしかできなかったタスク処理に関するMicrosoftの進展についても語った。
「今なら、WindowsやMicrosoftのプラットフォームで処理しきれないタスクがないことを納得していただけると思う」(Ballmer)
同氏はIntel CEOのPaul Otelliniを壇上に招いたが、OtelliniはDell、Hewlett-Packard(HP)、IBM、NEC、日立といったメーカーから発売されるWintelベースの最新ハードウェアを披露した。Otelliniはまた、Visual Studio 2005から直接Intelのコンパイラやツールを利用できる新機能も売り込んだ。
Ballmerは、SQL Serverに関して、ライバル製品からSQL Serverに乗り換える一部の顧客に5割引きを提案し、MicrosoftがOracleからデータベースの顧客を奪う、という作戦を重ねて強調した。Oracleは、同社がMicrosoftの新しい開発ツールをサポートすることと自社データベースのWindows版を売り込む声明を出した。
7日には従来のソフトウェア製品に焦点が当てられたが、Ballmerは、先週発表された「Windows Live」や「Office Live」といった拡張サービスへの取り組みにも簡単に触れた。
「われわれのプラットフォームをクライアント/サーバからウェブへと一気に進化させる必要があることは認識している」(Ballmer)
Microsoftはさらに、来年後半出荷予定の「Office」の新バージョン(「Office 12」)で、ExcelからSQL Server 2005のデータに直接アクセスする機能も公開した。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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