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児童ポルノ取り扱いで逮捕されたイーベイのインド子会社幹部が保釈に

Dinesh C. Sharma (Special to CNET News.com)2004年12月22日 17時11分
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 ニューデリー発--eBayのインド子会社Baazee.comは、最高経営責任者(CEO)のAvnish Bajajが保釈金を支払って拘置所から解放されたことを明らかにした。

 米国籍のBajajは現地時間17日、デリー在住の2人の若者が関わった性行為のビデオクリップがBaazee.comを通して販売されたことを受け、インドの「情報技術法」に基づいて首都のニューデリーで逮捕されていた。性行為を行った少年は自分のカメラ付き携帯で撮影したビデオクリップを友人に送信していた。送信した本人がまず逮捕された。また、このビデオクリップがカラグプルにあるインド工科大学の学生によって競売にかけられたが、この学生も逮捕された。

 この事件のあと、各大学は校内での携帯電話の使用を禁止した。

 「我々は、迅速な判断を下したインドの司法システムを評価している。Bajajは、この問題に関し、引き続き警察の捜査に協力していくつもりだ。また、後日法廷に出廷し、自分に対する嫌疑に反論するつもりだ」とeBayは声明のなかで述べている。

 同社は今年、Baazeeを5000万ドルで買収した。Baazeeには100万人を越える登録ユーザーがいると同社は主張している。

 同社は、Baazee.comのあるユーザーが11月後半にウェブサイトでポルノビデオのファイルを販売しようとしたと述べた。問題のビデオクリップは同サイトで公開されなかったが、売り手がビデオを買い手に直接電子メールで送信すると約束していた。この提示がBaazeeのポリシーとユーザー契約に反するものだとわかったため、同サイトはこの掲示を削除したと、eBayは述べている。

 インドのIT業界指導者らはこの逮捕を非難し、同国のIT業界の成長に悪影響が及ぶおそれがあるとしている。

 インドのコンピュータソフトウェア業界団体であるNasscom(National Association of Software and Service Companies)の幹部らは、「世界的な、成熟した、信頼できるIT業界として、またITサービスの最も魅力的な目的地として、世界各地の顧客や投資家に間違ったメッセージを発信してはならない」と述べ、今回の逮捕は「行き過ぎで、全く必要のない行動だ」と述べた。

  インド商工会議所連盟によれば、今回の逮捕はEコマースの成長を損ない、潜在的投資家に間違ったメッセージを送った可能性があるという。この出来事は、同国の「情報技術法」を世界基準に沿ったものにする必要があることも示唆していると同団体は述べている。

 また、この出来事は米国側でも注目を集めていた。米国時間20日、国務省広報担当のRichard Boucherは、「これは米国政府が最も懸念している状況の1つだ」と記者団に語った。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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