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「iモードの海外展開に、魅力的なサービスは不可欠」--NTTドコモ榎氏 - (page 3)

インタビュー:Michael Kanellos(CNET News.com)
文:永井美智子(CNET Japan編集部)
2004年11月16日 19時10分
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--端末メーカーへの要望は。

 第3世代携帯電話(3G)の端末は高いので、2G並みの価格にしてほしいという要望を出しています。通信部分に関してはIMT2000の規格を守っているので、アプリケーション、つまりブラウザやメーラーなどをグループで標準化するんです。消費者はアプリケーションの部分をサービスだと見ていますからね。近い将来、1つの機種を全世界で販売することが可能になります。

 端末メーカーは時代の変わり目にいます。誰が勝者になるかわからない。1Gの時代の勝者はMotorolaであり、2GはNokiaでした。しかし3Gは誰にでもチャンスがある。国内端末メーカーは中高級機に強みを持ちますが、逆に安い価格で大量に作るのは得意ではない。それでも日本市場は最先端のマーケットですから、日本メーカーには優位性があると思います。方式を世界で統一することで、世界で勝てる端末を出せると思います。

--FOMA事業が損益分岐点に達するのはいつ頃でしょうか。

 2006年頃の黒字化を目指しています。今はまだ設備投資額が大きいですね。

--4Gについてはどうでしょう。

 どの規格にするかを決めるのは大変でしょう。無線LANのように携帯電話以外の技術が市場に出てくれば、4Gにスムーズに移行できるかどうかもわからない。ドコモでも無線LAN対応の端末を製品化しています。しかし4Gの導入でARPUを上げられるのか、無線LANを使うことでトラフィックが奪われるリスクもある。そういった点からも、4Gはわからないです。

--米国の携帯電話市場は日本に比べてかなり遅れた状況にあります。これはなぜなのでしょう。

 デファクトスタンダードこそが善、という考えによるものではないでしょうか。日本や欧州では政府がPDCやGSMといった標準方式を決めて、各社がそれを採用した。米国はこの方法を好みません。しかし通信はつながることが重要ですから、強い力で推進した方が早く情勢が進むのは事実です。また、米国の場合はボイスメールが発達していますから、移動体通信へのニーズが少ないのかもしれませんね。

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