NTTは外出先からインターネット利用でネット家電を遠隔操作できる「ホームゲートウェイ・セキュリティ技術」を開発したと発表した。
この技術は、家庭内のネットワークの入り口にホームゲートウェイを設置し、外部からの接続を動的に制御するセキュアアクセス機能により、自宅のネット家電を容易に遠隔操作するというもの。家庭内の機器および、外出先の利用機器に特別なソフトウェアなどをインストールする必要もなく、ネットワーク接続されているパソコン、テレビ、HDDレコーダーといった機器が、インターネット環境から利用できるようになる。
外部からの正規ユーザーアクセス許可はDynamic Firewallの管理で一時的に行なわれ、ポートの開閉は自動で制御される。ユーザーごとのアクセス権設定も可能なので、ユーザーごとに操作可能な機器を指定できるのも特徴だ。これにより、親族や友人とアクセス許可を与え合い、ファイル共有感覚でネット家電を利用することができる。また、通信経路に外付けアダプタを設置すればIPsec通信が利用できるので、ネットワークセキュリティ対策に万全を期すことも可能だ。
同社は「今すぐ」「誰でも」「どこからでも」をスローガンに「ホームゲートウェイ・セキュリティ技術」の適応領域拡大を進めるという。なお、この技術は10月5日〜9日に開催される「CEATEC JAPAN 2004」に出展される予定だ。
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