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米で「自然に優しい」ウェブホスティング・サービスが健闘中

Martin LaMonica(CNET News.com)Martin LaMonica(CNET News.com)2004年09月28日 12時12分
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 Steve Mayは、個性のないウェブホスティングというビジネスの市場で、「環境」マーケティングが顧客に受けるかどうかを試そうとしている。

 Mayはノースカロライナ州ローリーにあるSolar Data Centersの創業者兼CEO(最高経営責任者)。同社は「再生可能なエネルギーだけで運営する初めてのホスティング会社」をうたい文句にしている。

 同社は現在、再生可能な資源だけを利用するサードパーティーからエネルギーを購入しており、来年末までには自社の太陽電池パネルで発電した電気だけで稼働する小規模なデータセンターを開設する予定だ。

 電気自動車で通勤するMayは、個人的にも再生可能エネルギーを購入すると公約しているが、しかし同氏の運営するホスティングベンチャーは完全なる営利事業だ。同氏は自らの作戦について、環境保護よりもマーケティングを目的としたものだと語っている。

 「これは完全に他とは異なる切り口だ。どこもほとんど同じサービスプロバイダーの中で、これなら差別化ができる」(May)

 数十億ドル規模のウェブホスティング市場に君臨するIBMやAT&Tなどの巨大企業と比較すると、Mayの事業は極めて規模が小さい。しかし、Solar Data Centersは徐々にニッチ市場を開拓し、再生可能エネルギーの利用を公言する米国エネルギー省のMillion Solar RoofsプログラムやPortland Oregon Visitors Associationなど、300以上の顧客を抱えるようになった。

 「Green Marketing」の著者で、環境に優しい手順や設計を企業に伝授するJ. Ottman Consultingの創業者、Jacquelyn Ottmanは、「当初は、環境保護に熱心で、起業家主導で常に次の一手を探し求めているような小規模企業が顧客になると思う」と語った。

 Solar Data Centersの歴史は、光電池を使って約12台のサーバを運用していた「Solar Host」と呼ばれる小さいウェブホスティング会社をMayが買収した約5年前にさかのぼる。このベンチャー事業は、太陽光発電によるホスティングサービスから追加料金を徴収していた。

 現在、Mayは従来の電源を使うウェブホスティング業者と価格面でも競合することを目指している。同氏はビジネスを拡大し、現在では増えたサーバを別のホスティング施設で管理するようになっている。また専用サーバやウェブ開発、オンラインサポートといった新サービスも追加した。「太陽エネルギーの利用」をうたい文句に自社を売り込む同氏は、3 Phases Energy Servicesから電気を購入している。同社は、化石燃料ではなく、再生可能資源だけで発電するカリフォルニアの電力会社だ。

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