Apple Computerは、ネットワーク設定技術「Rendezvous」をアップデートし、そのソースコードを開発者向けに公開した。今回のアップデートで、 RendezvousはWindowsやLinux、Unix、Javaアプリケーションなどでも利用できるようになった。
このソースコード公開には、アプリケーション開発者に対し、各々のソフトウェアへの「ゼロ・コンフィギュレーション」技術の組み込みを奨励する狙いがある。Rendezvousを使えば、ネットワーク上にある端末は自動的に他の端末と接続し、それぞれが提供する機能をやり取りできるようになる。同技術は、Microsoftが開発したUPnP(Universal Plug and Play)と競合するものだ。
Appleはこの発表を、米国時間6月29日にサンフランシスコで開催中の同社デベロッパーカンファレンスで行った。
Appleは2年ほど前、Rendezvousのソースコードを公開していたが、この時にはリリースされたのはMac OS Xおよびその基底にあるUnixライクなDarwin向けのものだけだった。今回のリリースでは、ユーザー向けの新しいツールや機能拡張が追加されている。
Appleワールドワイド製品マーケティング担当シニアバイスプレジデントのPhilip Schillerは、2年前にコードをリリースした際に、「Appleは、オープンな標準プロセスをサポートし、現在すでに利用できるオープンソースソフトウェアを提供することにより、Rendezvous技術の急速な採用を促進していく」と述べていた。
今回リリースされたコードでは、標準のインターネットプロトコルを用いて他の端末と接続するための機能を完全にサポートしており、WindowsマシンではInternet Explorerを使って、ローカルネットワーク上にあるウェブサーバやファイルサーバを見つけ出したり、自らのマシンが接続していることを他のマシンに知らせられるようになる。また、プリンター設定ウィザードを使えば、WindowsネットワークでもRendezvousに準拠したプリンターを利用できる。
Linux向け開発キットはWindows版ほど洗練されていないが、UnixやBSD、Linux、Solarisの各OSで動作するコンピュータに、他のRendezvous端末とデータをやり取りさせるための3つのコンポーネントを含んでいる。
最新のソフトウェアは、現在Appleのウェブサイトからダウンロードできる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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