日立国際電気、「ミューチップ」用のリーダーモジュールを受注開始

ニューズフロント2004年04月22日 14時19分

 日立国際電気八木アンテナ事業部は、日立製作所の無線ICタグ(RFID)「ミューチップ」に対応する小型リーダーモジュールを開発し、受注を開始した。日立国際電気が4月22日に明らかにしたもの。同社は、同モジュールを使ったハンディターミナル型ミューチップリーダーの受注も始める。

 ミューチップは、日立が開発した0.4mm角のRFID。2.45GH帯に対応し、128ビット長のデータをROMに格納できる。「世界最小クラスのRFIDで紙にすき込むことも可能」(日立国際電気)

 日立国際電気が開発したのは、ミューチップ用のリーダーモジュール。従来のミューチップリーダー回路の一部を集積したLSIを採用することで、小型化を実現したという。用途に合わせ、マイコン無しタイプまたはマイコン内蔵タイプのいずれかを選べる。また、同モジュールベースのハンディターミナル型リーダーは、バーコード読み取り機能を備えている。

 各製品の主な仕様は以下の通り。

【マイコン無し小型リーダーモジュール】

  • 型名:MRJ102RM
  • 通信形式:ARIB STD-T81
  • 送信出力:10mW/MHz
  • 外形寸法:高さ50mm×幅16mm×奥行き3.5mm

【マイコン内蔵小型リーダーモジュール】

  • 型名:MRJ200M
  • 通信形式:ARIB STD-T81
  • 送信出力:10mW/MHz
  • 外形寸法:高さ68mm×幅47mm×奥行き8mm

【ハンディターミナル型リーダー】

  • 型名:MRJ200RHT
  • ミューチップ読み取り距離:約5cm
  • バーコード読み取り機能:WPC、MW7、Code39
  • 外形寸法:高さ177mm×幅66mm×奥行き41mm
  • 表示機能:液晶ディスプレイ
  • プログラム機能:C言語による開発環境を整備(アプリケーション開発キットは別売)
  • その他:クレードル(充電機能、赤外通信/RS-232C変換機能)は別売

日立国際電気

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