オランダのRoyal Philips Electronicsは現地時間11月10日、プラグ&プレイを実現するBluetooth用LSI、BGB202 SiPを発表した。Bluetooth無線技術に必要な無線部、ベースバンド部、ROM、フィルター、その他ディスクリート部品を単一の小型パッケージに集積しており、「外部クロックソースとアンテナを接続すれば機能する」(同社)。
BG202には、Bluetooth機能の実現に必要な無線機能をすべて組み込んである。そのため、「無線関連の知識がない技術者でも、短時間で設計が行える」(同社)。また、シングルパッケージソリューションであるので、組み立てやテストも容易で、歩留まり損失も低減できるという。
BGB202は、PCF87852 Blueberry DATA ROMベースバンドICをベースに、ARMプロセッサ、ROM、Bluetoothコア、各種インターフェース(UART、I2C、PCM/IOM、JTAG)を含む。無線機能部は、near-zero IF(N-ZIF)無線トランシーバーICを利用しており、帯域外周波数遮断性能を強化するモノリシックアンテナフィルター、Tx/Rxスイッチ、Tx/Rxバラン、VCO発振器、基本電源デカップリングなどを備える。
対応周波数は、産業科学医療用周波数帯(ISM帯:2400MHz〜2483MHz)。サイズは7mm×8mmで、パッケージはHVQFN。現在サンプル品を出荷中で、量産品の提供は2004年第2四半期に開始する予定。
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