米PalmSource、OS 6を12月29日発売へ

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 米PalmSourceは、Palm OSの次期バージョンで、マルチタスク機能とグラフィックス機能を改善することを明らかにした。

 PalmSourceは米国時間22日、ドイツのミュンヘンで開催されたPalmSource Developer Conferenceで、「Sahara」というコード名のバージョン6.0を、12月29日に発売すると発表した。Palm OSは、現行のOS 5と新たなOS 6の2つが出回ることになり、OS 6はハイエンド向けの機器を狙ったものとなる。

 Palm OSはこれまでに3000万台以上の機器に搭載されており、MicrosoftのPocket PCやスマートフォンメーカー各社からの追い上げに遭いながらも、携帯端末市場で首位を守り続けている。

 PalmSourceの最高製品責任者、Larry Slotnickによると、Palm OS 5にはマルチタスクやバックグラウンドでのアプリケーション実行に「制限と限界」があり、メディアプレーヤなど、リソースを食うアプリケーションで特に問題があったという。OS 5では、アプリケーションが優先順位を設定できるようにすることで、この問題は解決されていたという。

   「一部の開発者が、バージョン5上での解決方法を見つけ出してはいたが、あまり好ましい方法ではなかった。そこでバージョン6では、これをすべて標準メカニズムで実現した」(Slotnick)

 現行のOSシステムが抱えていたもう1つの問題は、グラフィックスを処理する際の柔軟性の欠如だった。Slotnickによると、多くの開発者がスクリーンを回転させて縦でも横でも表示可能なデバイスを製造できる自由度を望んでいたという。Slotnickによると、PalmSourceはこの機能をPalm OS 6のAPIでサポートし、これをすべてのOS 6デバイスで標準にするという。

 同氏によると、今回の標準化はWindows MobileやSymbianに対して、Palm OSをかなり優位に立たせてくれるという。SymbianはNokiaやSony Ericssonなどのスマートフォンで動作するオペレーティングシステム。

 「Symbianを搭載した機器はそれぞれにカスタマイズが必要で、すべてのSymbian製品で動作するアプリケーションは非常に少ない。Windows Mobileでもそれは変わらず、Windows版スマートフォンベースのアプリケーションは、必ずしもPocket PC上では動作しない」(Slotnick)

 Slotnickによると、ワイヤレスデバイスをはじめとする多様な製品と競合する上で、標準化は大いに役立つという。「APIがバラバラになると、すぐにPalm OSの魅力が減じてしまう。Windows MobileやSymbianと比較するときは、Palmにとってこの点は重要だ」(Slotnick)

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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