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デジタルガレージ株価急騰のカラクリはカカクコムにあり

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 ネットビジネス支援を主力事業とし、ジャスダック市場に上場しているデジタルガレージの株価が9月に入って急騰をみせ、30万円台前半の水準にあった株価があっという間に2倍の70万円台に乗せてきた。この株価急騰の背景には、同社の有力子会社の株式市場への新規上場があるという。

 東京証券取引所は9月3日、デジタルガレージが44.1%の株式を保有している子会社の東証マザーズ市場への上場を承認した。この子会社の新規上場が株価急騰劇の背景になっているというのだ。

 その有力子会社というのはカカクコムだ。同社は、圧倒的ナンバーワンの価格比較サイト「価格.com」の運営を通じ、パソコン、家電、通信料金、自動車保険など、さまざまなジャンルの商品・価格情報を提供している。9月現在、月間のサイトの利用者数は370万人を超え、1億6000万ページビューを誇る。利用者は常時、リアルタイムに変動する最新の最安値、最安値店情報を比較・検索できるほか、豊富な口コミ情報なども得られるのが特徴。利用者の85%が男性で、30歳代の後半がメインとなっているという。

 同社の収入源は、集客サポート、広告、販売サポート、情報提供の4つに区分される。集客サポートでは、登録事業者950店のうち、139店から月額固定の参加料金(パソコン、カメラなどは10万円、中古パソコンは5万円)を徴収。販売サポートでは、インターネットプロバイダ、パソコンメーカーなどのサイトに利用者を誘導し、ブロードバンド接続サービスへの加入や、パソコンの購入などの実績に応じて手数料を得ている。情報提供においては、自動車保険の見積もり依頼数に応じた手数料収入などだ。コストは人件費、システム投資が中心で、事業の性格上大きな投資は必要としないことから利益率が高い。

 現在までのところ、カカクコムの想定発行・売り出し価格は、1株95万〜105万円となっているが、久しぶりの本格的なネットビジネス関連企業の新規上場であるうえに、将来的にも業績の順調な拡大が見込めることから「例えば公開価格が100万円となったとしても、最近のIPO人気の根強さを考えれば、上場後の株価が近い将来2〜3倍に跳ね上がる可能性がある」(準大手証券IPO担当アナリスト)との見方が出ているほどだ。

 カカクコムの上場時の発行済み株式総数は9100株となる予定で、デジタルガレージの保有株は約4000株となる。もしカカクコムの株価が200万円となれば、保有株の株式含み益は80億円、300万円なら120億円と膨れ上がることになる。この水準はデジタルガレージの時価総額約93億円(18日の株価70万円現在での試算)に比べても膨大な金額であることが理解できる。

 こうした、上場を控えての事前の皮算用による思惑が先行して、デジタルガレージの株価が急騰しているわけだ。今後デジタルガレージの株価がさらなる上昇をみせるかどうかは、10月9日に新規上場されるカカクコムの株価推移いかんにかかっているといえそうだ。

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