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米サンからローエンド向けサーバがデビュー

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 カリフォルニア州サンフランシスコ発-- 米Sun Microsystemsは米国時間17日、新しいローエンド向けのサーバをリリースした。x86系サーバと競合可能な、自社製チップ搭載コンピュータの最新モデルとなる。

 新たに発表された製品のうち、Sun Fire V440は、1.06GHzのUltraSparc IIIi「Jalapeno」プロセッサを最大4基搭載し、価格は2プロセッサモデルで4GBのメモリを搭載したものが9995ドルからとなる。また4プロセッサスロットで、メモリを8Gバイトに増設したモデルは1万5995ドルになると、Sunの量産システム製品グループ担当のエクゼクティブ・バイスプレジデント、Neil Knoxは説明した。

 同社はまた、2プロセッサ版V250という製品の新バージョンも投入した。このV250は、1998年に発表されたEnterprise 250と同じスタンドアロンのタワー型デザインを採用している。V250モデルは2995ドルで、9995ドルした前身のモデルと比べて、大幅に価格が引き下げられているが、この新旧マシンの価格差は、ますます性能の向上するIntelベースのシステムからのプレッシャーの大きさを如実に示している。

 何年もの間、自社のUltraSparcプロセッサを搭載したサーバしか販売してこなかったSunも、市場の現実に屈服し、Intelや米Advanced Micro Devices(AMD)のプロセッサを搭載した「x86系」サーバ(IAサーバ)を自社製品ラインに加えている。Knoxによると、Sunのx86サーバで最も人気の高いオペレーティングシステムは、Sunが販売に力を入れる自社製UNIXのSolarisと同系統にあるLinuxだという。

 Sunでは4プロセッサ搭載のIAサーバの販売についても検討中だが、今のところはデュアルプロセッサマシンしか販売していない。AMDプロセッサについては、Sunが薄型のx86系ブレードサーバの販売を開始する今年後半に登場することになる。なお、UltraSparc版のブレードサーバは既に販売されている。

 Sunは、的を絞り切れていないわけではなく、むしろ、ハードウェアとソフトウェアの完全なパッケージへとフォーカスを拡げているのだと主張している。このうちソフトウェアのほうは、以前は「Orion」というコード名で呼ばれ、現在はJava Enterprise Systemという名称になったもので、ゆくゆくはチップやオペレーティングシステムの種類に関係なく、Sunの全サーバに対応するという。

 Sunはまた、販売は好調だったものの、これまで900MHzチップしかなかった8プロセッサモデルのV880に、高速版の1.2GHz UltraSparc IIIを搭載した。さらに、デュアルプロセッサの新ワークステーション、Sun Blade 1500もリリースしたが、こちらの価格は2995ドルからとなっている。この1500は、Sunが今年4月に発表しながら部品の問題で発売延期を余儀なくされたV240「Enchilada」サーバをベースにしている。

 1990年代後半にはサーバ市場の大半を握っていたSunだが、それ以降は市場シェアが減少し、苦戦を強いられてきている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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