富士通、μITRON搭載の32ビットRISCマイコンを発売

ニューズフロント2003年09月11日 16時46分

 富士通は9月11日、リアルタイムOS「μITRON(マイクロアイトロン)3.0」を搭載した32ビットRISCマイコンMB91302A-010を同日より販売すると発表した。価格は1500円とし、10月14日に出荷を開始する。

 MB91302A-010は内部メモリにOSを搭載しているので、「OSの購入費用を削減できるだけでなく、OSをカスタマイズして導入する作業が不要となり、機器の開発期間を短縮できる」(同社)という。またリアルタイムOSのワンチップ化により、マイコン内部でタスク切り替えが可能となり、「高速で安定したリアルタイム処理が実現できる」(同社)。

 同マイコンの主な仕様は以下の通り。

  • プロセス技術:CMOS、0.25ミクロンプロセス
  • 動作電圧:3.0V〜3.6V(標準3.3V)
  • メモリ:ROM 4Kバイト(OSを搭載)、RAM 4Kバイト、キャッシュメモリ4Kバイト
  • 最大動作周波数:68MHz(外部供給クロック17MHz、PLLにより4逓倍(ていばい))
  • 搭載インターフェース:SDRAMインターフェース、I2Cコントローラ、UARTコントローラ、A/Dコンバータ
  • 主な機能:DMAC、ICU、PPGタイマ、リロードタイマ
  • パッケージ:QFP 144ピン

 今後同社は、内部メモリの容量拡大やOSの機能充実を図った製品を追加するとしている。

富士通のプレスリリース

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