ネットマークス、アジア最大規模のネットワーク認証システムを青山学院大学に構築

 ネットマークス(長尾多一郎社長)は、「認証VLAN」機能を利用したネットワーク認証システムを青山学院大学相模原キャンパスに納入したことを発表した。

 今回のネットワークは、「認証VLAN」機能をもつアルカテル製スイッチ「OS7700」約100台および「OS6600」約70台で構成、利用者数として2万人前後が登録しており、「認証VLAN」を利用したネットワーク認証システムとしてはアジア最大規模となる。

 同システムの最大の特徴は、あらかじめ認証サーバーに定義されたポリシーに基づき、学生、教員、職員など利用者の権限に応じて、アクセスできる範囲をグループ単位・個人単位で制限できるアクセス制御を採用している点。

 ネットワークは、学内据付の端末以外や、学内に持ち込んだPCからも利用でき、Windows、Mac、UNIXの各OSに対応している。教室、研究室、図書館など接続場所が移動した場合でも、端末のIPアドレスやネットワーク機器などの設定を変更する必要がなく、無線基地局を学内の各か所に設置するなど、ユーザーのモビリティにも配慮している。

 個人認証の手段としては、通常のID、パスワードに加え、学生証として採用したICカードも利用可能で、強固な個人認証をベースに、ネットワークレベルからアプリケーションレベルまで一元的なユーザー認証を行うことで、「利便性」と「安全性」の両立を実現している。

 また、約2万人分のユーザーアカウント情報をLDAPサーバーに統合し、Windowsドメインやメールアカウント、Webアプリケーションなど、他のサブシステムとのデータベースの一元化を図った。

 さらに、「誰が」、「いつ」、「どのスイッチから」、「どの端末(MACアドレス)で」ネットワークにログイン、ログオフしたかを記録することで、学内から学外、学内から学内など、不正アクセスの追跡ができるため、不正抑止効果が見込め、学内での利用モラル向上に役立てることもできる。

 青山学院大学では、今後、青山キャンパスにおいても同システムの導入を検討していく。

ネットマークス
青山学院大学

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