ミノルタ(太田義勝社長)は7月30日、ビジネスコミュニケーションに必要な情報の収集、整理、伝達が効率よく行える機能を備えたビジネス用デジタルカメラシステム「DiMAGE Xt Biz」を8月下旬に発売すると発表した。価格は7万2000円。
同システムは、薄さ20mmのコンパクトボディに光学3倍ズームを搭載した3.2メガピクセルのデジタルカメラ「DiMAGE Xt Bizカメラ」と、同梱のパソコン用アプリケーション「DiMAGE Bizソフトウェア」(Windows専用)で構成される。
「DiMAGE Xt Bizカメラ」には、撮影する際に別の画像や音声のアノテーション(注釈)を加えることができる機能を世界で初めて搭載した。この機能によって、例えば不動産物件の紹介用として、物件の間取り画像に各部屋、庭の実画像や説明のための音声を撮影、入力することができる。オフィスに戻ってから「DiMAGE Biz ソフトウェア」でコメントを付加するだけで物件のプレゼンテーションが行えるようになるため、作業効率と訴求力向上を図ることができる。また、会議や講演会などの場で、デジタルカメラをスキャナ代わりに使うことができる「テキスト/イラスト撮影機能」も備えている。
同梱の「DiMAGE Bizソフトウェア」は、パソコン上で画像にテキスト、画像、音声のアノテーションを加える機能を始め、メールソフトとの連動による作成ファイルのメール送信、自動プリントレイアウト機能、さらに主要ビジネスソフトで利用できる形式での出力など、文字情報・画像・音声を一体化した情報を、正確、迅速に伝える手段を提供する。
このほか、「DiMAGE Xt Bizカメラ」で撮影した画像であれば、その画像が撮影時のオリジナルから変更されていないかどうかを確認する改ざんチェックの機能を備えており、オリジナル画像であることが必須となっている分野でも活用できる。
画像を使用したコミュニケーション、プレゼンテーションを多用するユーザーや、携帯性が重視し、さらに防水・防塵機能が必要なユーザーをターゲットにしており、具体的な用途としては、
――などを想定している。
同社では、8月下旬から「ミノルタネットショップ」で発売を開始する予定。法人については、8月1日から電話で問い合わせを受け付ける。
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