ネットワーク技術のイベント「NetWorld + Interop 2003 Tokyo」の展示会が7月2日、日本コンベンションセンター(幕張メッセ)で始まった。ワークショップは6月30日からすでに始まっているが、展示会は2日から4日までの3日間となっている。
NetWorld + Interopが国内で開催されるのは今年で10回目。今年の出展者数は302社と、昨年に比べてやや少ない。来場者数は展示会の3日間で、昨年とほぼ同じ15万人を見込んでいる。
会場は5つのゾーンに分かれる。LAN/WAN関連製品やネットワーク管理システムなどを中心とした「Network Infrastracture / Mobile & Wireless」、通信事業者を中心とした「Network Infrastracture /Carrier Service」、グループウェアや e-commerce関連製品などが展示される「e-Platform & Software」、ウィルス対策やファイアウォール製品などの「Security」のほか、今年は新たにコンテンツ配信に焦点を当てた「Media/Web Broadcasting」が加わった。
また、カテゴリに特化したブースとしてIPv6、VoIP、セキュリティ、ブロードバンドソリューションの4分野が設置され、複数の企業がプレゼンテーションや製品の展示を行っている。
NTTドコモのブースでは「505i」シリーズやiモードの決済システムの展示などが行われていた。 | |
---|---|
開催第1日目の7月2日、展示会場は多くの人でにぎわった。今年特に注目を集めていたのが企業向けIP電話サービスのIP Centrexだ。フュージョン・コミュニケーションズが4月から提供開始した「FUSION IP-Centrex」のデモには人垣ができていた。また、向かい側にはNTTコミュニケーションズのブースが設置され、こちらも多くの人がIP Centrexの説明を受けたり、実際の製品を試していた。
別の会場では基調講演のほか、様々なコンファレンスも行われる。7月2日にはIntel コミュニケーションズ事業本部副社長兼オプティカル製品事業部長のマイク・リッチ氏と慶應義塾大学環境情報学部教授の村井純氏が基調講演を行った。3日にはKT Corporationマーケティングプランニンググループ エグゼクティブバイスプレジデントのJong Lok Yoon氏と「銀河鉄道999」の原作者として知られる松本零士氏が、4日には日立製作所取締役社長の庄山悦彦氏とトヨタ自動車情報事業部門担当取締役の吉田博昭氏が基調講演を行う予定だ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
OMO戦略や小売DXの実現へ
顧客満足度を高めるデータ活用5つの打ち手
企業や自治体、教育機関で再び注目を集める
身近なメタバース活用を実現する