米IBM、法人向けデスクトップの新シリーズを発表

 米IBMは米国時間5月21日に、企業向けデスクトップの新シリーズ、ThinkCentreを正式に発表する。

 IBMによると、ThinkCentreはNetVistaデスクトップシリーズをベースに設計上の強化を施し、同社のThinkVantage技術を組み込んだ。ThinkVantageは、企業が新たに購入したパソコンのセットアップ作業などを簡素化する。

 ThinkCentreは、米Intelが21日に正式発表する865チップセットを搭載し、当初3つのモデルを用意する。小型のS50、マルチメディアコンピュータのA50p、米Red Hatまたは独SuSE LinuxのデスクトップOSを搭載したM50だ。価格は、S50が729ドルから、A50pは699ドルから、M50は979ドルから。また今年中に、500ドルを切る廉価モデルのA30を発表する予定である。

 ThinkVantage技術を用いた付属ソフトウェアには、社内のあらゆるパソコンのインストール状況を管理するImageUltraの最新版や、データバックアップと復旧のためのRapid Restore Ultraの最新版などが含まれる。

 ThinkCentreはAccess IBMボタンを備えており、診断ツールやソフトウェア更新、オンライン顧客サポートにアクセスできる。またIBMのSecurity Subsystemにより、機密情報の暗号化が可能。

 IBMは、最新ソフトウェアやセキュリティツールをデスクトップパソコンに組み込むことで、米Dell Computerや米Hewlett-Packard(HP)などのライバルに一歩水を空けたい考えだ。またThinkCentreでは、工具が不要な新デザインを採用した。本体にあるいくつかのボタンを押せば、本体が車のボンネットのように開くため、ドライバーを使わなくてもハードディスクなどの部品を交換できる仕組みだ。

 なおIBMは、ThinkCentreシリーズに合わせて、モニタの新製品も用意している。L170pは17インチのフラットパネルモニタで、価格は539ドル。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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