プレイステーション2ゲーム端末で、Microsoftと任天堂に3倍以上の差をつけて勝利したソニーが、今度は人々のポケットに入り込むことを狙っている。
ソニーは13日、Electronic Entertainment Expo(E3)見本市開催に先がけ、ハンドヘルド型ゲーム機「PSP」の構想を発表した。PSPは、10年以上にわたって携帯ゲーム市場をほぼ支配してきた任天堂のゲームボーイと、ある部分までは競合しそうだ。
だがソニーは明らかに、テトリスのようなゲーム以上の壮大な計画を持っている。PSPには3D画像を表示できるスクリーンと、ステレオ音声、USB2.0接続端子、そして最先端の90ナノメートル技術で製造された特注プロセッサが登載される予定なのだ。
またPSPでは、UMDディスクという新たなメディア形式が採用される。UMDディスクはDVDやCDの約半分のサイズの光学ディスクで、1.8GBのデータを格納できるという。
ソニーはPSPの予定価格を明かさなかった、発売時期は来年後半だという。ソニー・コンピュータエンタテインメントの久夛良木健社長は、PSPが「21世紀のウォークマン」になると請け合っている。
またソニーは、PS2用のUSBカメラ「EyeToy」を発売した。これは当初は一部ゲーム用のゲームコントローラーとなるが、将来的にはテレビ会議やライブ特殊効果機能など、さまざまな目的に使用されるとソニーは見込んでいる。
Sony Computer Entertainment AmericaのKaz Hirai社長は、新PS2パッケージを発表した。PlayStation 2 Online Packは、ゲーム機本体と、通常40ドルのソニー製オンラインゲーム用ネットワークアダプタがセットで199ドルだ。PS2本体は最近日本で発売された新バージョンのもので、書き換え可能型DVDと、より静かなファンが採用されている。このパッケージは6月発売予定。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス