米インテル2002年Q4決算、予測を上まわる好業績

 米Intelは米国時間1月14日、2002年第4四半期と2002年通期の決算を発表した。2002年第4四半期の売上高は72億ドルで、前期と比べて10%増加した。純利益は10億ドルで、1株当たりの利益は16セント。買収関連費用を除いた場合、純利益は11億ドルとなる。

 ちなみにアナリストは、売上高を69億ドル、1株あたりの利益を14セントと予測していた。「パソコンとサーバー向けハイエンドプロセッサの売り上げが伸びたことが、好業績につながった」(Intel)。同社は2002年12月に業績見通しの中間修正を発表し、その際、第4四半期の売上高予測を68億ドル〜70億ドルに上方修正していた。今回発表した決算は、その予測をさらに上回るかたちとなった。

 Intelによると、パソコン向けプロセッサ、チップセット、マザーボード、フラッシュメモリーなどが好調だったという。2002年第4四半期はパソコンとサーバー向けプロセッサの平均販売価格が共に上昇し、粗利率も前期の49%から51.6%に拡大した。

 低価格パソコン向けCeleronに比べ、携帯端末用プロセッサ、高速版Pentium 4、サーバー向けXeonが好調だったため、プロセッサの平均販売価格が上昇した。また、Intel社長のPaul Otelliniによると、携帯電話機やPDAに使用されるフラッシュメモリーが増収となり、ここ2年間で最大の出荷数を記録した。

 2002年通期の売上高は268億ドルで、純利益は31億ドル。1株当たり利益は46セントだった。アナリストらは、売上高を265億ドル、1株あたりの利益を49セントと予測していた。

 また、Intelは今後の見通しについて明らかにした。2003年第1四半期の売上高は65億ドル〜67億ドルの範囲、粗利率は約50%に低下する見込み。

 Intelは2003年、新しいプロセッサの開発に力を入れる。まずは3月に、Baniasという開発コード名で知られるPentium-Mを出荷する予定だ。また、特定のチップセットと無線モジュールを組み合わせてCentrinoブランドのもとで販売する計画である。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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