英語が苦手でも楽しめるiPhone 4S「Siri」の使い方--1ワードから始める入門編

 10月14日に発売されたアップルの「iPhone 4S」から、本体に組み込まれた音声アシスタント「Siri」。世界中のユーザーが、このSiriに魅了され、おかしな質問をしてみたり、デュエットしたりして、この音声アシスタントを楽しむ人が大勢現れた。現在のところ対応している言語は、英語、ドイツ語、フランス語のみで日本語には対応していないが、がっかりすることはない。使い方によっては、2012年に対応するという日本語版を待たなくても、簡単な英語でSiriを活用できるのだ。今回は英語が苦手な人でもきっと使える活用方法を紹介する。

●まずはSiriの設定をしよう

 Siriを利用するには、まずSiriを有効化する必要がある(標準ではオフ)。[設定]→[一般]→[Siri]を選択し、[Siri]を[オン]にしよう。Siriをオンにすると、言語の設定などができるようになるので、必要に応じて変更する。なお、Siriの使用時には、インターネットへのアクセスが必要だ。

設定項目

  • Siriの機能はデフォルトではオフになっているためオンに

[言語]
英語(アメリカ合衆国、イギリス、オーストラリア)、ドイツ語、フランス語(※本稿では「英語(アメリカ合衆国)」を選択)
[音声フィードバック]
イヤフォンまたはBluetoothヘッドセットを使用しているときだけ、音声で応答するようにする場合、「ハンズフリーのみ」にする。
[自分の情報]
連絡先から自分の情報を選択すると、ニックネームや住所などの情報をSiriが利用できるようになる。
[耳にあてて話す]
オンにすると、電話で話すときのようにiPhoneを耳にあてると、Siriが起動するようになる。

  • [設定]→[一般]→[Siri]を選択

 ここで、注意したいのは、Siriを有効にするとロック画面からも操作できる点だ。ロックを解除しなくても使えることは、便利ではあるのだが、声で即座に電話がかけられたり、個人情報を見ることができるということなので、セキュリティを重視するならば、ロック画面ではSiriを操作できないように、[設定]→[一般]→[パスコードロック]と移動して、[Siri]を[オフ]にしておくことをお勧めする。

 現在地をSiriに把握してもらうようにするには、[設定]→[位置情報サービス]でSiriをオンにしておく必要がある。ただし日本の地図には未対応のため、道案内や近所のレストランを案内してもらうといったことはできないが、天気予報を聞く場合に有効だ。

 Siriを有効化したら、ホームボタンを長押しすると([耳にあてて話す]をオンにしている場合は、iPhoneを耳にあててもよい)、Siriが起動して、ユーザーが話すのを待っている状態になる。早速、何か言ってみよう。

  • 本稿では「英語(アメリカ合衆国)」を選択

  • セキュリティを重視するならオフにしておこう

  • 位置情報をオンにすると、現在地の天気や時刻を表示できる

●1語で簡単な情報を確認する

 Siriを使うのに、必ずしも文章で話す必要はない。現在地の時間、天気、今日(明日、昨日)のスケジュールの確認などは、1語で聞くことができる。試しに、時間を聞いてみよう。

「Time」(時間)

  • 位置情報に基づいて、現在地の時間が表示される

 二重引用符の部分が、自分が言った(Siriが聞き取った)内容であり、その下がSiriの応答となる。一度Siriを起動してから、ホームボタンを押して画面を閉じるまでは、下にスクロールして前に聞いた内容を確認できるが、いったん画面を閉じると、すべて消去される。

 次に、今日のスケジュールを確認する。

「Today」(今日)

 iPhoneのカレンダーに登録されている予定が表示される。さらに、今日から6日間の天気を確認してみよう。

  • その日のスケジュールが表示される

「Weather」(天気)

 たった1語で6日分の天気を確認できる!

  • 6日分の天気が表示される

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