デルは10月10日、発売10周年を迎えた高性能ワークステーション「Dell Precision(デル プレシジョン)」シリーズにおいて、最新のインテルプロセッサを搭載し、ミッドレンジからハイエンド向けに性能を強化したデスクトップ/ミニタワー型ワークステーション「Dell Precision T3400」を発売すると発表した。
Dell Precision T3400は、ワークステーションのエントリーモデル「Dell Precision 390」の後継機種だが、電源やメモリ、拡張スロットなどの強化により、ハイエンド対応可能なメインストリームモデルに進化した。
最新のインテル Core 2 Extreme QX6850 クアッドコア プロセッサ(3.00GHz、8Mバイト L2キャッシュ、1333MHz FSB)とインテル X38 Expressを搭載し、最大8Gバイトまで増設可能な800MHz DDR2メモリにより、複数のアプリケーション処理を実現した。
電源ユニットは、525Wと375Wの2種類から用途や価格、パフォーマンスに応じて選択できる。
グラフィック性能では、PCI Express ×16をネイティブで2スロット搭載し、ハイパフォーマンスのグラフィックカードの2枚差しを可能とした。
最新のOpen GL向けNVIDIA Quadro FX 4600(最大768Mバイトメモリ)のグラフィックスカードの搭載もできるなど、CADでのハイエンド3Dによる設計、CAEでの演算分析や流体・構造解析、デジタルコンテンツ制作にも利用可能な高いパフォーマンスを備えている。
筐体は、Dell Precision 390から引き継いだ拡張性の高いシャーシデザイン。簡単に筐体内部にアクセスでき、最大4基のHDDが搭載できる。ユーザーの作業環境に合わせて、デスクトップ/ミニタワー両方の置き方が可能で、筐体内部の熱排出を行いながら騒音を抑える、スピード可変ファンと温度センサーを搭載した。
なお、販売は同日より「オンライン・ストア」にて開始する。価格は最小構成で15万3825円より。
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