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元ベンチャーキャピタリストが立ち上げたネット直販の小物ブランド「abrAsus」

岩本有平(編集部) 2010/01/29 13:00

 2009年設立のベンチャー企業、バリューイノベーション。同社は、システム開発やコンサルティング事業を展開する一方で、オリジナルブランド「abrAsus(アブラサス)」を立ち上げ、財布や名刺入れをオンラインで販売しているという会社だ。

 バリューイノベーションは自社でプロダクトデザインをした上で、皮革業者から直接革を仕入れ、工場に製造委託している。いわゆるファブレスのメーカーだ。商品は自社で運営する「SUPER CLASSIC」での直販が中心だが、今春からは小売店での取り扱いも本格化するという。

 同社代表取締役の南和繁氏は、米国の大手金融企業をはじめ、アパレルや飲食関係の事業会社などを経てngi capitalに入社。ITベンチャーを中心に投資を手掛けてきた。2009年1月にngi groupを退社した後に起業して現在に至る。

  • 事業のきっかけにもなった「薄い財布」。カード入れや小銭入れのサイズや位置を工夫して、一般的な2つ折り財布より薄い構造になっている

 前職でIT企業に関わってきた南氏がこの事業を選んだきっかけは、「胸ポケットに入れてもかさばらない薄い財布を探していたが、売っていなかったから」(南氏)。アパレル時代にプロダクトデザインを経験していたこともあり、欲しい財布が売っていないのであれば、自身でデザインしてオーダーメイドで作ろうと考えていた同氏。しかしそのデザインやコンセプトを周囲に話したところ評判が良く、ビジネス化を勧められたこともあり、「すぐに兵庫の皮革業者と四国の工場とに話をつけ、自ら販売するに至った」(南氏)という。

  • 「保存するメモ帳」。革製のケースとボールペンがセットになったもので、メモにはA4の用紙を折り、ケースに挟んで使う

 同社では2009年中に財布と名刺入れの販売を開始したが、1月13日には、3つめの製品となる「保存するメモ帳」の販売を開始した。この商品はメモ用紙を入れる革製のケースとボールペンをセットしたもの。メモ用紙自体は付属せず、A4の紙を8つに折り、ケースに入れて利用する。

 南氏はこのメモ帳について「PCやネットサービスとの連携を前提にしたもの」と説明する。「紙のメモ帳は、どこでも書ける一方で『いつ何を書いたか』を探すことが難しい。しかしA4用紙をメモに使い、メモが終わればすぐにスキャンしたり撮影したりして、ファイル名を日付にするなどしてPC上で管理すればいい。オンラインストレージサービスのDropboxやEvernoteなどと組み合わせれば、デバイスを問わずどこからでもメモを閲覧できる」(南氏)。今後は、ドキュメントスキャナー「ScanSnap」を販売するPFUとともに、メモ帳とスキャナを組み合わせた利用方法も紹介していく予定だという。

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