MonotaRO、大株主の株放出を契機に買い注文を集める

 工場用間接資材のインターネット通信販売を手掛けるMonotaROが急騰している。6月22日の株価が一時、値幅制限いっぱいとなるストップ高を付けた。前営業日である6月19日の取引終了後に発表した大株主による放出株に対する株式公開買い付け(TOB)を材料に買い注文を集めている。

 MonotaROは住友商事と米資材通信販売大手Graingerの共同出資で設立された企業。今回、住友商事が社内の投資方針変更を受けて保有してきたMonotaRO株を放出することとなった。これを受けてMonotaROは住友商事の放出株を自社で買い取ると発表。MonotaROが買い取るのは、住友商事の保有するMonotaRO株284万5800株(発行済株式の30.92%)中、182万8000株。残りの株式はもう一方の共同出資先であるGraingerの親会社が1株1020円で取得する。

 MonotaROは住友商事から取得した株式を消却する方針という。住友商事から株式を取得するだけでは株主が異動しただけであり、株価を動かす材料にはならないが、取得後に消却することで、その他の株主にとっては1株あたり価値の向上に繋がっている。

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