coCommentがベータ2にバージョンアップ

鳴海淳義(編集部)2007年12月21日 18時27分

 ブログなどに書き込んだコメントを一括管理するツール「coComment」がベータ2にバージョンアップした。coCommentはスイスの通信会社Swisscomが社内ベンチャー事業として2006年2月に開始したサービスで、ngi mediaが日本語版の開発とサービス運営を手がけている。

 バージョンアップのポイントは、「グループ」と呼ばれるSNS機能。ブログなどで交わされている会話を発見し、共有することができる。またコメントのフィルタリング機能を搭載し、特定のキーワードに合致した会話のみをトラッキングすることも可能となった。

 coCommentのアクティブユーザーは2007年10月時点で57万人、ID保有者は300万人以上にのぼる。ユーザーの25%は米国、30%はヨーロッパ、残りはアジアだという。

071220_cocomment.jpg coComment CEOのMatt Coleborne氏

 CEOのMatt Coleborne氏は、coCommentの収益化を3つのステップで達成するとしている。第1フェイズとして、この第4四半期にトラフィックを広告商品とする考えだ。第2フェイズではさらに進んで、会話にマッチした広告を掲載するという。

 そして第3フェイズで、coCommentに集約したコメントを元にデータマイニングビジネスを展開する計画だ。

 Matt氏は次のように語る。「会話の集積が頭脳となれば、Google Trendsのような使い方も可能になる。すべての情報ならぬ、“すべての会話を収集して整理する”カンバセーションのGoogleになりたい」。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]