未来予想、EIP型プレジデントウェア「Mirai'z V1(ミライズ)」販売開始

 未来予想は12月4日、EIP型プレジデントウェア「Mirai'z V1(ミライズ)の販売を開始した。

 ミライズは、ベンチャー・中小企業の経営可視化を目的として、社内業務機能から予算・実績を把握し、ステイクホルダーへの報告機能までを一元管理するプレジデントウェアとして開発された。

 企業内に存在するデータベースを横断的に検索し、従業員ごとに最適な情報を選択して提供するシステムEIP(Enterprise Information Portal)により、管理部門の情報を集約することで、経営者が必要な予算実績管理をすることが可能となる。

 ミライズは、大きく分けて3つの要素で構成されている。1つ目は人事や総務、経理などの管理部門の事務作業をシステム化したもの。社員の人事情報や勤怠、ワークフロー、取締役会等の重要会議管理の管理機能となる。また、煩雑化する経費精算機能や費用管理をつけることで、毎月の経費申請、承認、実績登録作業の効率化を実現。スケジュールや施設予約、Todo管理、電話メモなどのグループウェア機能はモバイルにも対応している。

 2つ目は営業管理機能。顧客情報、プロジェクト情報、受注案件情報、原価情報を入力することで、売上や粗利をタイムリーに可視化し、工数管理機能によりプロジェクト管理することができる。見込案件管理から受注、売上、請求書発行、入金管理、違算管理までの一連の事務業務を一元化することで、営業活動の効率化と情報の集約を図った。

 3つ目は、ステイクホルダーへの報告機能(IR機能)。営業進捗状況が集約され、経営者にとって必要な計画値と実績の対比分析を効率化できるとしている。また、事業報告資料をナビゲーション形式で作成可能。株主をはじめとしたステイクホルダーへのIR支援となる。さらに、重要な経営指標をグラフで可視化する管理指標機能も備えている。

 なお、ミライズは、ベンチャー企業の経営者が自社の経営可視化を目的として導入するケースのほか、投資事業を実施している事業者にとっては、投資先のモニタリングを目的として投資先に導入指南するケースや、純粋持株会社が、関連会社の業績管理を目的に導入するケースを想定している。

 ASPでの提供となり、料金は50ユーザーまで、月額5万円で利用できる。未来予想では、ミライズを2008年3月末までに、100社への導入を見込んでいる。

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