ヨシダカマガサコが携帯電話のP2Pで「経済産業大臣賞」を受賞

 吉田鎌ヶ迫(ヨシダカマガサコ)は10月12日、ケータイP2P(Peer to Peer)フレームワーク「Spear (スピア)」および「Spear Multi (スピアマルチ)」が、「第22回デジタルコンテンツグランプリ」で「経済産業大臣賞」を受賞したと発表した。

 デジタルコンテンツグランプリは、財団法人デジタルコンテンツ協会が主催するコンテストで、日本のデジタルコンテンツ産業の発展に貢献する優れた映像・作品・製品・サービス・技術・人物が選考対象となる。

 このたび、経済産業大臣賞受賞となったSpearは、ケータイ上でのP2Pによる高速リアルタイム通信を3G携帯で実現した、ケータイ用P2Pフレームワーク。1対1のPSP通信を実現し、現在、KDDIのBREWケータイに対応している。

 おなじく受賞となったSpear MultiはSpearの上位版で、複数台の接続に拡張可能な、多人数対応ケータイP2Pフレームワークとなる。なお、Spear Multiでは、通信機能が制限されたネットワークでも、複数人で快適な通信ができるよう、ヨシダカマガサコ独自のトポロジ(特許取得済み)を考案し、開発している。

 ヨシダカマガサコでは、コンテンツ・プロバイダがSpearを利用することにより、今まで困難とされていた、シビアな通信スピードを要求するリアルタイム・オンライン・アプリケーションの開発が可能になるとしている。

 また、サーバを介さないSpearのP2P通信により、ケータイ同士が直接通信できるため、従来の通信コンテンツに比べ圧倒的に速いレスポンスタイムを、ユーザーに提供できるとしている。

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