E-BUYは9月14日、10カ国語に対応したインターネットのショッピング・モールを公開した。日本在住の外国人や、海外の日用品を希望する日本人などに向けて、品揃えに特徴のあるサイトを目指す。
多言語に対応したショッピング・モール「Youbuy」は、英語、ドイツ語、中国語、ロシア語など10カ国語に対応したサイト。商品の情報から購入画面まで各国語に対応している。公開時には30店舗が出店、日本で手に入りにくい海外の食品や日用品、雑貨などを中心に扱っている。
公開と同時に、ヤック企画が運営する日英バイリンガルサイト「Hiragana Times」と業務提携し、両者でコンテンツを共有している。Hiragana Timesのサイト向けにはYoubuyのサービスを提供、YoubuyではHiragana Timesの在日外国人向け情報の一部を配信中だ。
E-BUYは、日本での留学経験を持つアイディン・ヤヒヤ氏、オズジャン・メテハン氏の2人のトルコ人が2006年6月に設立した。日本在住の外国人がインターネットで商品を購入する際に日用品が入手しにくいことや、決済画面で自国語を使えないことが不便だというニーズに着目し、Youbuyを立ち上げた。
外国人に喜ばれる日本の雑貨などの品揃えにも注力し、海外への日本みやげの購入などの利用も想定している。「国や地域の特色のある品揃えはYoubuyが一番だというブランドを育てたい」(アイディン・ヤヒヤ氏)という。
トルコでは先行するインターネットのショッピング・モールがなく、日本でのサービス公開後はトルコで初のショッピング・モールの公開を目指すという。特に、トルコの商品はヨーロッパやロシアでのニーズが多く、品揃えの特徴を生かすことで大きく展開できるという。
利用者を獲得するため、今後は、Hiragana Timesだけでなく、日本在住の外国人向けのフリーペーパーなどとの提携や、外国人が集まるイベントでの告知などを積極的に行う。また、携帯電話でのサービスも開始し、2008年までに1000店舗の出店と売上高2億円を目指す。
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