弁護士のエージェンシー会社「C&Rリーガル・エージェンシー」設立

瀬井裕子(編集部)2007年08月30日 15時48分

 クリーク・アンド・リバーは8月29日、弁護士のネットワークを作って企業や法律事務所に派遣するエージェンシーの新会社を設立した。エージェンシー事業のノウハウを活かし、法曹界の人材サービスを行う。

 新会社「C&Rリーガル・エージェンシー」は、安定的な人材サービス事業を目的として設立。全国の弁護士のネットワークを作って企業内弁護士を求める一般企業や法律事務所などに弁護士を派遣するほか、法科大学院や弁護士向けにセミナーや出版を通じて情報提供も行う。2007年度内に営業を開始予定。

 弁護士はC&Rリーガル・エージェンシーに登録し、法律事務所での仕事が成立するとC&Rリーガル・エージェンシーに手数料を支払う。

 司法制度改革の推進により、法科大学院の卒業生などで弁護士が増加し、2018年には現在の約2倍の5万人を超えると言われている。一方で法律事務所の数は限られるため、弁護士個人が仕事先を探す必要が出てくるという。

 また、一般企業でも知的財産権や海外との版権など企業内弁護士の要請が強まり、弁護士の就業先の多様化が見込まれる。これらを背景に、クリーク・アンド・リバーでは新会社を設立した。

 クリーク・アンド・リバーは1990年に設立。クリエイターや医者などのエーエジェンシー事業を展開している。

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