ドリコムQ1連結、個人向け拡大も法人向けコスト増加で増収赤字決算

島田昇(編集部)2007年08月06日 20時57分

 ドリコムが8月6日に発表した今期第1四半期(2007年4〜6月)連結決算は、売上高が前年同期比145%増の4億1700万円、営業損失が1億5200万円、経常損失が1億5300万円、純損失が1億700万円の増収赤字決算だった。

 主力のブログなど企業向けシステム事業およびメディア運営など個人向けサービス事業の売り上げは伸びたが、システム事業の販管費がかさみ、同事業は赤字を計上。一方、個人向けサービス事業は黒字だった。

 企業向けシステム事業の売上高は13%増の1億8400万円、営業損失は1億9000万円(前年同期の営業損失は4000万円)。人件費が増加したことに加え、保守・改善依頼が想定以上に多かったことから、予算に対して10%弱販管費が上昇したため。

 個人向けサービス事業は売上高が前年同期比で約4倍の2億3200万円、営業利益は3800万円(同営業損失は1400万円)だった。2007年4月に子会社化した投稿型着信メロディサイトを運営するジェイケンを連結対象としたことが大幅増収の主因。

 これにより、個人向けサービス事業は売り上げ構成比で全売り上げの55%を占める存在となった。

 今後、システム事業は第2四半期ベースで黒字化を目指す一方、SaaS事業を下期に開始。個人向けサービス事業ではジェイケンに加えて求人広告事業の収益化を進める一方、マッチング広告事業などを強化していく。

 通期は売上高で前年比188%増の24億3000万円、営業利益3億円(前期は5000万円の営業損失)、経常利益2億7000万円(同7000万円の経常損失)、純利益4000万円(同1億3000万円の純損失)を目指す。

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