サイボウズなど、SFA製品「ドットセールス」販売開始--操作性に注力

田中好伸(編集部)2007年07月23日 19時37分

 サイボウズは7月23日、グループ会社のインテグラート・ビジネスシステムと共同で開発した営業支援システム(SFA)製品「サイボウズ ドットセールス」の発売を開始したことを発表した。30ユーザーまでで105万円(税別)となっている。

 今回発売を開始したドットセールスは、個人が持つ営業情報の共有を促進するものとして「チーム全員が使えるものではなくてはならない」(サイボウズ)ことから、操作性に注力。サイボウズのグループウェア製品をベースに開発されている。ドットセールスは主に、(1)活動報告(2)顧客管理(3)ガルーン 2 スケジュール連携(4)管理――という4つの機能を搭載している。

 (1)の活動報告は、営業活動の内容や課題などを報告するための機能だ。上司や同僚からのコメントを書き込めるフォロー欄もあり、これを情報共有やコーチングに活用することができる。情報が登録・変更された際にユーザー個人へ知らせるメール通知も搭載されていることから、重要な情報を見逃すことがないという。

 (2)の顧客管理は、顧客情報や会社情報、事業所情報などを登録することができるというもの。登録される顧客情報などは活動報告情報と関連付けて管理されることから、情報の再利用性が向上するという。たとえば、担当引き継ぎで、新たに担当する顧客の対応履歴を網羅的に把握できることから、円滑な商談継続が可能になるとしている。

 (3)のガルーン 2 スケジュール連携は、ドットセールスと大規模向けEIP型グループウェア「サイボウズ ガルーン 2」を連携させられる。具体的にはドットセールスで登録・変更・削除した予定がガルーン 2のスケジュールに即座に反映される。

 SFAとグループウェアの両製品を導入している企業は多く存在するが、、スケジュールの二重登録などが手間となり、最終的には使われなくなるといった問題が起きやすい。これらの問題を解消するために、グループウェアとの連携機能を搭載している。

 (4)の管理について、運用面でも手軽さを重視しており、わかりやすいユーザーインターフェースで設計されているという。活動報告などのフォーマットをユーザー企業ごとに変更することが可能だ。エンドユーザーのアクセス権や操作権限も細かく設定でき、アクセスログをCSVファイルに書き出すことができる。

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