クールメディア、金融情報サイト運用開始--企業向けPR支援ページ販売で3年後に売上15億円目指す

島田昇(編集部)2007年06月25日 20時00分

 クールメディアは6月25日、投資家向け金融情報サイトの本格運用を開始した。上場企業の株価や関連情報を提供する一方で、個別企業ごとのPR支援サイトを有料で販売するのが特徴。PR支援サイトの販売を軸とした収益モデルにより、3年後に年間売り上げ15億円を目指す。

 本格運用を開始したのは「cool finance(クールファイナンス)」。「上場企業の効果的なPR先は投資家」との考えに立ち、閲覧無料の金融情報サイトとPR支援サイトの有料販売を併せて展開する。

 金融情報サイトでは国内における全銘柄の株価関連情報を軸に、ファイナンス関連メディア数社のニュースを掲載。アドレスバーへの証券コード入力や、頻繁に検索される投資関連キーワードから好みの個別銘柄を探せる機能などを加えた。

 有料のPR支援サイトでは、株価関連情報のほかIRや求人情報を比較的自由に掲載できる「第2の企業ホームページ」(クールメディア代表取締役の川口禎光氏)として提案。セプテーニグループで金融特化型のネット広告代理店となるキャナウと組み、1サイト年間100万円で売り出す。

 cool financeは試験運用を3カ月経た現在、月間100万ページビューの規模。川口氏は「まだPR支援サイトの契約社数は片手で数えられる程度だが、年内に月間3000万ページビューを目指し、初年度3億円の売り上げを目指す」としている。

 想定している収益モデルによると、PR支援サイトの販売が6割、残りをネット広告やオプションとなるPR支援サイトへの動画掲載サービスが占めると見ている。

 クールメディアは2006年10月設立。資本金は4350万円で、川口氏が全額出資するオーナー企業。今後は業務拡大に併せ、第三者割当増資を実施する方針だ。

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