ナチュラルアイデンティティーは12月18日、Google Maps APIを使ったゴルフ場検索エンジン「メガゴルフ」を開始した。日本国内のほぼ全てのゴルフコースにあたる2452件のゴルフ場データを網羅している。
メガゴルフは、プルダウンなどで地域やプレイ料金などを選択するとGoogle Maps APIを基盤とする地図上でゴルフ場を絞り込むことができる。結果を地図で確認することで、ユーザーはインターチェンジや駅などからの距離感を、視覚的に把握できる仕組みだ。
さらに、絞り込んだゴルフ場の条件比較や、ゴルフ場予約サイトとの提携によるオンライン予約サービスなども用意し、検索から予約までが一貫してできる。18日時点で提携しているのはゴルフダイジェスト・オンライン、ALBAの2社。2007年1月には楽天と提携し、楽天GORAを利用したゴルフ場予約も可能になる。そのほかにも、ゴルフ場予約サイトの大手2社との提携が決まっているとのことだ。
ナチュラルアイデンティティーは1998年創業のベンチャーで、これまで広告配信システムの開発などを手がけてきた。今回メガゴルフを開発したのは、ゴルフ場の予約に不便を感じることが多かったためという。特にゴルフ場の予約では、予約サイトごとに枠が決まっていることが多く、あるサイトで予約が一杯でも、別の予約サイトでは予約が取れるといったことがある。また、車と電車の両方で行きやすい場所を調べる場合などでも、1つ1つのゴルフ場の位置を調べる必要があり、一括してできるサービスに可能性を感じたと代表取締役の樋口明正氏は話す。
収益は店舗への顧客紹介料やゴルフグッズの販売店の紹介、広告などで上げていく考え。また、今後は同じシステムを使い、ゴルフ場だけでなくさまざまな店舗の検索サービスを展開していく考えだ。
「今後は多量の情報をどう整理するかが鍵になる。他社との提携やCGMの活用によってサイトにどこよりも多い情報を集めるとともに、ユーザーが自分の欲しい情報だけを抽出できるサービスを提供していく」(樋口氏)
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