モバイル広告のクチコミ効果を数値化するシステムを共同開発--D2Cなど

 ディーツーコミュニケーションズ(D2C)とクロスワープは9月20日、携帯電話を利用した広告のクチコミ効果を、トラッキングして数値化するシステムを共同開発し、モバイル広告のマーケティング手法として提供すると発表した。

 このシステムは、既にPC環境で運用中のバイラルマーケティング効果測定で用いている、クロスワープ社の技術を携帯電話向けとして開発したもの。バイラルマーケティングとは、企業の商品やサービスをクチコミによって伝達し、利用者を広げるマーケティング手法のことだ。

 1人の情報発信者から、どのくらいの時間を経て、どのように情報が拡がっていくかの詳細なデータを数値化し、可視化グラフとして視覚的にクチコミの拡散状況を把握することが可能だ。

 現在、iモードサイト「とくするメニュー」のFeliCa対応携帯端末向けサービス「トクトクポケット」や、映画総合情報サイト「CinemaStylei」内の映画「フラガール」特設ページにて、このシステムを提供中。両キャンペーンではユーザーが友達にキャンペーン情報を知らせることにより、情報発信者、受信者双方にプレゼントに関連した特典が与えられる。

 D2Cとクロスワープは、このキャンペーンについてもクチコミ動向調査を行っており、結果を分析することにより今後のバイラルマーケティング商品の開発に役立てるとしている。

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