音楽ファイルの不正公開で2件の被疑者に有罪--RIAJ発表

 日本レコード協会(RIAJ)は11月25日、権利者に無断で音楽ファイルを公開していた男性らに対し、裁判所が有罪判決を下した2件の事件を発表した。

 ひとつは、ファイル共有ソフトを悪用して権利者に無断で音楽ファイルを公開していた都内在住の男性(44歳)に対し、旭川地方裁判所が懲役1年6カ月(執行猶予3年)の有罪判決を11月5日に下したというもの。男性は8月18日頃、ソニー・ミュージックレコーズが著作隣接権を有する音楽を、権利者に無断でファイル共有ソフト「Share」で公開し、不特定多数がダウンロードできる状態にしていた。

 もうひとつは、携帯電話向けレンタル掲示板の運営管理者の男性2人に対し、大津地方裁判所がそれぞれ懲役2年(執行猶予3年)罰金100万円、懲役1年6カ月(執行猶予3年)罰金50万円の有罪判決を11月22日に下したというもの。

 男性らは「ゴリメロ歌手別投稿板(ドコモ専用)」と題した携帯電話向けレンタル掲示板を運営し、エピックレコードジャパンなどが権利を持つ音楽ファイルを無断でアップロードし、不特定多数がダウンロードできる状態にしていた。同裁判所は11月19日、掲示板に音楽ファイルをアップロードしていた別の男性に対しても、懲役1年(執行猶予3年)の有罪判決を下している。

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