ソニー、電子書籍用端末「Reader」の全モデルを刷新

文:David Carnoy(CNET News) 翻訳校正:湯本牧子、長谷睦2010年09月02日 10時44分

 ソニーにとっては、三度目の正直というところだろうか。タッチスクリーン式の電子書籍端末における過去2度の挑戦を経て、同社は正式に最新世代の「Reader」を発表した。そして今回、ソニーのエンジニアたちは、少なくともタッチスクリーン機能については、ようやく正しいやり方を見つけたと言えるようだ。

 事前のうわさ通り、ソニーは基本的にReaderの3モデルすべてに新技術を加えてアップグレードしている。特筆すべきはE-Inkの「Pearl」ディスプレイを新たに採用したことで、これによりコントラストが向上している。このディスプレイは、Amazon.comの「Kindle」および「Kindle DX」の最新モデルでも使用されているものだ。今回のアップグレードで、最小モデルの5インチ型「Pocket Edition」では型番が「PRS-300」から「PRS-350」に、「Touch Edition」では「PRS-600」から「PRS-650」に変更された。これらのモデルの小売価格は、Pocket Editionが179.99ドル、Touch Editionが229.99ドルとなっており、すでに販売開始されている。

 一方、より大型の「Daily Edition」(PRS-950)は、7インチの画面を備え、Wi-FiとAT&Tが提供する3Gワイヤレス通信機能が組み込まれている。価格は「およそ」299.99ドルになる見込みで、2010年11月に店頭に並ぶ予定だ。

 5インチ型のPocket Edition(PRS-350)は小型かつ軽量で、重さは5.64オンス(約160g)、厚さはわずか0.33インチ(約8.4mm)しかない。また、内蔵メモリは2Gバイトに増強されている。

 Touch Edition(PRS-650)の機能はPocket Edition(PRS-350)とほぼ同じだが、より大型の6インチ画面を備えており、旧版と同様にSDカードおよび「Memory Stick PRO Duo」用の拡張スロットを実装しているほか、音声ファイルも再生できる。

  • 「Pocket Edition」(PRS-350)

    提供:ソニー

  • 「Touch Edition」(PRS-650)

    提供:ソニー

  • 「Daily Edition」(PRS-950)

    提供:ソニー

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]